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■ BG、あるいは死せるカイニス 石持浅海 
448801707XBG、あるいは死せるカイニス
石持 浅海
東京創元社 2004-11-30

by G-Tools

全人類が生まれたときには女性、一部の経産婦だけが男性に転換するという社会。男性化することは、生物的に優れている事の証であり、様々な特権を得ることが出来ます。ゆえに、多くの人々が男性化を望みます。

そんな社会で暮らす高校生・遥が主人公です。遥には、父親が男性化する前に生んだ、異母姉がいます。あらゆる点で優秀であり、男性化の筆頭と噂されていた彼女が、殺害された事が、物語の発端となります。

面白かったです。SFとしても、推理小説としても、学園ものとしても、ちゃんと面白かった!かなり面白かった!

つっこみどころはないわけじゃないんですよね・・・。たとえば、男女比がこれだけ違う社会なら、もっと同性愛とか、同性婚とかが、あたりまえになっているはずだと思うんです。男が一人で暮らすなら、そして最後に一人の女を選ぶなら、女同士のカップルが当然続々と出てくるはずです。それに、主人公以外のBGが全然BGらしくなくて・・・「別格」でも「有能」でもなくて、あらゆる意味で役不足で、そこが納得いかない!校長先生の実年齢を主人公が誤解したのはわかるけど、警察までもが騙されているわけがない!他にも、言いたい事はある・・・。

でも、面白かったんですよ。2重3重に予想を裏切ってくれて、結末は私の想像力を超える壮大さで。やられた!って感じ。細かいところはどうでもよくなりました。石持浅海さんの他の本も読んでみようと思います。

私は、こんな感じで単純に楽しく読みましたが、この本を読んで、ジェンダー論とか、人権とか、そういう難しい事を考えてみるのもいいかもしれません。
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