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● 塩の街 有川浩 
4840226016塩の街―wish on my precious
有川 浩
メディアワークス 2004-02

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きたなあ。誰にでもオススメできる、ものすごい名作!とは言えませんけど、個人的にはかなりのツボだった!

ある日、巨大な塩の結晶がふりそそぎ、世界は、塩に埋め尽くされた。人体が塩に変化してしまうという「塩害」で、あっという間に人口は三分の一以下になった。この設定がすでにツボで・・・。想像力を刺激しまくってくれる。塩の像と化した人々が乱立する街。風化したそれは地面を覆い、太陽の光でキラキラと光る。ああ、映画化して欲しい!アニメ化でもいい!ちょっと「最終兵器彼女」で「風の谷のナウシカ」。世界は危機的状況なのに、生活は淡々と進んでいき・・・でも、運命の瞬間は着実に近づいてくる。

崩壊寸前の東京で、両親を失った少女・麻奈は、秋庭という男に拾われ一緒に暮らしています。思いっきり簡単にストーリーを説明すると、麻奈が人を救い、秋庭が世界を救う恋愛小説です。最後の最後、恋愛、の部分が・・・ちょっと私には読んでいて恥ずかしかったんですけど。あとイラストも・・・。そこはまあ、ライトノベルだなあ、という感じで。それ以外は、好きでした。

有川さんには、「空の中」も「海の底」もよかったけど、「塩の街」みたいなものもまた書いて欲しいです。
| あ行(有川浩) | 02:28 | - | - |
■ 海の底 有川浩 
4840230927海の底
有川 浩
メディアワークス 2005-06

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とりあえず、おもしろかった・・・。結局、ゴジラとか、ウルトラマンとか、そんな路線で。怪獣は巨大ザリガニ(の様なもの)。米軍横須賀基地で催される春の“桜祭り”の最中、突然体長1〜3メートル程の赤い甲殻類の群れが上陸。人間に襲い掛かります。怪獣から逃れ停泊中の潜水艦・きりしおに乗り込んだ13人の子供達と自衛官2名は、狭いきりしおの中で救助を待ちます。

子供たちの面倒を見続ける、飄々とした問題児の自衛官2名が、とにかくかっこいい!両方とも。彼らの活躍する別の物語も読みたいです。それに、前線に出て怪獣と戦う警察官(機動隊)の物語が、胸を打ちます。政治上・法律上の理由で手をこまねくしかない自衛隊を引っ張り出すための、彼らの最後の行動は感動的。とにかく男の人がかっこいい本でした。

逆に、望ちゃんという唯一の女の子を、わざわざ生理にする必要性には疑問を感じますが・・・。しかもその描写がしつこくて。これは・・・誰向け?若い男の子には興味深い描写のかな。

感想文としては蛇足ですが・・・有事の際の日本って、すっごく脆い!と、恐ろしくなってしまう本でもありました。
| あ行(有川浩) | 11:50 | - | - |
● 空の中 有川 浩 
4840228248空の中
有川 浩
メディアワークス 2004-10-30

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期待していたより、面白かったです。ものすごーく簡単に言うと、とある未知の生物(怪獣?)と、人間が、戦ったり戦わなかったりするお話です。ジャンルで言うと、SFとファンタジーの中間くらいになるのかなあ。とにかく、ライトノベルではあります。ハードカバーで、この厚さで、中身はライトノベル。新しいマーケティング法ですねー。

ことのはじまりは、航空機の事故です。大規模な国家プロジェクトとして国産輸送機の開発が行われるのですが、テスト飛行で2度の事故がおこり、2人のパイロットが死亡してしまいます。片方のパイロットには息子がいて、彼が主人公の1人・瞬です。瞬は父親の死の直前に、クラゲに似た生き物を海岸で見つけ、幼馴染の佳江と共に飼いはじめます。知能が高く、人語を理解し、携帯電話を通じて話もできるその生き物を、瞬は亡くなった父親の代わりの「完璧な家族」として扱うようになります。

もう1人の主人公は、航空機の設計士で、この事故の調査委員として派遣された高巳です。彼は、事故の生き残りである光稀と共に、空に浮かぶ人外生物・白鯨が事故の原因である事を知り、それを日本政府が認知した後は、交渉の窓口役となります。

自分たちの住む空の上に、自分たちを殺傷する能力を持つ、知能の高い生物がいる。その恐ろしさに世論もゆれます。もう1人の亡くなったパイロットの娘は、反白鯨運動団体を立ち上げ、白鯨を攻撃しようとします。

とまあこんな感じで、人類と白鯨の未来は?!という本です。

登場人物のキャラクターは、みんな、典型的なライトノベルの登場人物といった感じです。ひょうひょうとしたつかみ所のないヒーロー。凶暴だけどシャイなヒロイン。孤独な少年には面倒見のいい幼馴染がいて、美少女には暗い過去があり、お年寄りは賢くて優しい。でも、白鯨の造形がちょっと興味深かったです。今まで読んだことのない種類の怪獣で、新鮮でした。高巳との会話はとっても笑えましたし。

個人的には高巳&光稀のカップルが好きでした!ストーリーも面白かったし読後感も良かったです。
| あ行(有川浩) | 16:52 | - | - |
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