2013.08.16 Friday
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流星の絆 東野 圭吾 講談社 2008-03-05 |
特効薬 疑惑の抗癌剤(二見文庫 キ 6-1 ) (ザ・ミステリ・コレクション) 霧村 悠康 二見書房 2008-06-25 |
認可間近の経口抗癌剤MP98の第三相試験中、末期肺癌患者が喀血死した。彼の死は当然のものと思われたが、主治医の倉石祥子だけが首を傾げた。同薬の「副作用がない」という触れ込みに疑問を抱いた彼女たちは、認可差し止めに動きだす。その一方で、関係者が次々と殺されていき…。製薬会社、大学病院、新薬認可を巡る思惑と深い闇を描き出した、人気作家による書き下ろし医療ミステリー。現役医師による小説ということで、一般人には知りえない医療業界の裏側や、知られざる問題点を垣間見ることができるのが、霧村小説の読みどころだと思います。現代日本で、病院や薬の世話にならずに一生を終える事が出来る人はいない。だから社会は常に業界を監視しているべきだし、もちろん私たち一人一人も、たとえ今自分が健康だとしても、関心を持っていなければならない情報なのだと思います。だから、霧村小説には、価値があります。