2013.08.16 Friday
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クジラの彼 有川 浩 角川書店 2007-02 |
うたうひと 小路 幸也 祥伝社 2008-07-23 |
カフェ・コッペリア 菅 浩江 早川書房 2008-11 |
人間とAIの混合スタッフが、おいしい珈琲とともに恋愛相談に乗ってくれるカフェ・コッペリア。客のひとりが恋してしまったのは果たしてAIだったのか?―理想の恋に惑う若者たちを描いた表題作、アロマペットを手に入れたOLのせつない日常「リラランラビラン」、最先端美容室のヘアケア技術が招いた意外な顛末「エクステ効果」ほか、すこし未来のささやかで切実な人間模様をつづる七篇。『永遠の森 博物館惑星』『五人姉妹』につづく最新作品集。△ カフェ・コッペリア
彼女の知らない彼女 里見 蘭 新潮社 2008-11 |
パラレルワールドからやってきた男に、「君は、すごいんだ」って言われた。私には、気付いていない可能性があるんだってさ。金メダルが狙えるくらいの―だから、走ってくれないかって。「私」の影武者として、あっちの世界で。信じてみよう、この人の言葉を。素人だけど、走ってみる。42.195km。2016年、東京オリンピックを目指して。本気を出しもせずに、生きているつもりでいるのはもうやめた。並行世界の「私」のために、私自身のために―。第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。これが処女作なんですねー。それにしては、という言い方は失礼かもしれませんが、確かに面白い小説でした。もともと私はパラレルワールドものは好きなので、設定だけでテンションアップしましたし、トップアスリート選手の日常生活という、未知の世界が描かれていた事も、興味深く読むことができました。