2013.08.16 Friday
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さよなら、そしてこんにちは 荻原 浩 光文社 2007-10-20 by G-Tools |
大家族の長女に生まれ、天下無敵のしっかり者にして直情一本勝負系の女子大生、ヒロちゃん。ところがバイトにやってきた那覇のボロ宿、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違った。最初の洗礼は頼りにしていた先輩による置き去り。そしてあやしげな同僚達の存在が平穏な日常をいやがうえにもイベント化する。昼夜二重人格のオーナー(代理)や、沖縄的テーゲー(アバウト)を体現するような双子の老ハウスキーパー、ひっきりなしにやってくるワケありのお客さんたちにも翻弄されながら、ヒロちゃんの夏は過ぎてゆく――南風が運ぶビルドゥングスミステリ、待望の書籍化!!「シンデレラ・ティース」のサキの親友、ヒロちゃんの一夏の物語。沖縄に旅行に行きたい!それも、長期滞在したい!と思ってしまう本でした。観光地にも行きたいけれど、沖縄の人々の暮らしというものを、観光よりももう少し深く覗いてみたい、そう思いました。特に、出てくる食べ物が美味しそうでね。食べてみたいな、うん。
女たちの内戦 桂 望実 朝日新聞社 2007-11-07 |
女たちの戦いは終わらない――。
キャリアウーマン、専業主婦、バツイチ、OL……20代から40代、理想と現実の間をさまよう4人の女たちの内なる戦いを描く連作短編集。
今年中に絶対結婚してやる。私はこの目標のためだけに生きている。こんなにかわいい私が、幸せな結婚をできないわけがない。もし、万一、できないとしたら、それは私が美し過ぎるから。アプローチする前に諦めてしまうほど、私は最高級の女。私に相応しい最高級の男を、必ずゲットしてやる。
やってられない月曜日 柴田 よしき 新潮社 2007-08 |
どんなにちっぽけだったとしても、いつだって「私の世界」の主人公は私自身!会社という世界で働いたことのある女子なら、きっとみんなが共感できる「やってられない」感が、軽やかに描かれていて、楽しく読めました。コネで大手出版社に入社だなんて、個人的にはそれだけで、羨ましいことこの上ないですけどね(笑)。
私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な一人暮らしを満喫中。でも、そんな平凡な日々にも、いろんな事件は潜んでて――不倫、リストラ、社内イジメ。「あるあるある!」って思わず呟いちゃう、本音満載のワーキングガール・ストーリー。