2013.08.16 Friday
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不思議じゃない国のアリス 沙藤 一樹 講談社 2003-10 |
温室デイズ 瀬尾 まいこ 角川書店 2006-07 |
エンキョリレンアイ 小手鞠 るい 世界文化社 2006-03-02 |
ふにゅう 川端 裕人 新潮社 2004-07-23 |
天空の蜂 東野 圭吾 講談社 1995-11 |
ぼくとアナン 梓 河人 角川書店 2001-12 |
絹の変容 篠田 節子 集英社 1991-01 |
動物園の鳥 坂木 司 東京創元社 2004-03-23 |
仔羊の巣 坂木 司 東京創元社 2003-05 |
「一度聞いておきたかったんだけどな。鳥井はともかく、お前はあいつと世界のたった一つの窓口でいることに、納得しているのか?それとも、誰にもなつかない動物のオンリーワンであることを、杖にしてすがってるのか?」二人の関係を、なんか変だよな〜とまでは思えても、それを外側からここまで鋭く分析するのは難しいと思う。しかもそれをぶつけるべき相手に、しっかりぶつけているあたりが、大人の親切。単なる体育会系の大味な男かと思っていたら、違いました。やるなあ、滝本。そしてやっぱり坂木、かなり病んでますねー。
「お前は、鳥井を独り立ちさせるために、あいつを突き放すことが出来るのか?」
「僕はやはり、この生き物を手放すことなどできない。」□ 銀河鉄道を待ちながら
多分、栄三郎さんは、利明くんや鳥井に何かを教えようとしてくれているのだと思う。それは彼らが教わる機会を持たなかった、強い父親からの言葉なのかもしれない。そう、真正面から自分を見つめてくれる、年上の男が僕らには必要だ。優しい女性からは教わることのできない、何か。3作目で、鳥井・坂木の関係を、どうたたんでくれるのか、楽しみ。この作者はなんで、坂木に自分の名前を与えたんだろう。そこも、ちょっと気になります。
それは観念としての拳。げんこつの正しい使い方なのだ。
DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型 森 絵都 講談社 2000-04 |
DIVE!!〈2〉スワンダイブ 森 絵都 講談社 2000-12 |
DIVE!!〈3〉SSスペシャル’99 森 絵都 講談社 2001-07 |
DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン 森 絵都 講談社 2002-08 |