2013.08.16 Friday
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北緯四十三度の神話 浅倉 卓弥 文藝春秋 2005-12 by G-Tools |
風味絶佳 山田 詠美 文藝春秋 2005-05-15 by G-Tools |
日頃から、肉体の技術をなりわいとする人々に敬意を払って来た。職人の域に踏み込もうとする人々から滲む風味を、私だけの言葉で小説世界に埋め込みたいと願った。「職人」にこだわったことが、短編集全体としては、あまり生かされていないような気がします。そこだけが、ちょっと残念。
あとがきより。
恋恋蓮歩の演習―A Sea of Deceits 森 博嗣 講談社 2004-07 by G-Tools |
豪華客船の上から消えた、一人の男と、一枚の絵。仕事のためその客船に乗り込んだ保呂草と紫子、無賃乗船した紅子と練無が、完全密室たる航海中の船内での奇妙な消失事件の謎を解く。ミステリィ的には、こういうストーリーですが、ここに至るまでの前書きが長くて・・・面白い。
「私と紅子さんと、どちらが好きですか」その答えは違うぞ、林!ずるさ全開だぞ、林!やっぱりダメだぞ、林!(<よびすて(笑))。
「少なくとも、僕は自分よりは、君や紅子が好きだ」
深追い 横山 秀夫 実業之日本社 2002-12 by G-Tools |
虹とクロエの物語 星野 智幸 河出書房新社 2006-01-06 by G-Tools |
地球儀のスライス 森 博嗣 講談社 1999-01 by G-Tools |
クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻 茅田 砂胡 中央公論新社 2005-11-26 by G-Tools |
酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記 恩田 陸 講談社 2005-04-23 by G-Tools |
私、エッセイは苦手なんですけど。これってすごく真実味があるなあ、と、思いました。恩田さんのエッセイが面白くないという意味ではなく、むしろ逆で・・・。面白すぎるんですよ。笑えるツボがたくさんあって、しかも恩田さんの幅広い見識をうかがえるトリビアも満載で、エピソードの一つ一つが濃いエッセイ。それに、終始テンションが高めで、なおかつ読者の反応をちゃんと計算した文章で、脚注までついていて、それがまた笑えて・・・これを書くには、ものすごくエネルギーが必要だと思います。でも、またエッセイ集、出して欲しいなあ。
同じ枚数で、小説の三倍時間が掛かるんですけど。
変身 東野 圭吾 講談社 1994-06 by G-Tools |
君を愛したいのに、愛する気持が消えてゆく…。それまで平凡に生きてきた青年成瀬純一は、事故で脳に重症を負い、世界初の脳移植手術を受けることになります。穏やかで、優しくて、内向的な青年だった純一は、その手術のあと、次第に自分の人格が変化していくことに気がつき始めます。あんなに好きだった絵が書けない。食べ物の嗜好も変わったし、周囲の人間がみな愚かに見えてイラつく。恋人である、直子に対する気持ちも変わっていく。