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■ モーニング 小路幸也
モーニング Mourningモーニング Mourning
小路 幸也

実業之日本社 2008-03-19

あの人のためにしたことを、後悔したことなんか、ない――。
大学時代の親友である河東真吾の訃報に接した私。葬儀のため福岡に集まったのは、
同じ大学でバンドを組み、四年間一つ屋根の下で共同生活を送った淳平、ヒトシ、ワリョウ。
葬儀を終え、それぞれの家へ、仕事へ戻ろうとしたとき、今は俳優となった淳平が言った。
「この車で一人で帰って、自殺する」。

何故?しかもこんなタイミングで?
思いとどまらせるために、私たちは明日の仕事を放り投げ、レンタカーで一緒に東京まで向かう決意をする。
「自殺の理由を思い出してくれたら、やめる」。
淳平のその言葉に、二十数年前のあの日々へと遡行するロングドライブが始まった。
それは同時に、懐しい思い出話だけでは終わらない、鍵をかけ心の奥底に沈めた出来事をも浮上させることになっていくが……。
車中でひたすらに学生時代の思い出が語られるのですが、5人の共同生活が本当に楽しそうで、登場する女性たちもそれぞれに魅力的で、読みやすい一冊でした。メインの淳平が自殺したがっている理由という謎以外にも、彼らの仲間だった茜さんという女性をめぐるいくつかの謎や、5人が当時に犯した犯罪とは何か、など、少しずつ様々な謎が明かされていく構成で、飽きずに読めました。

学生時代の友達って、いいもんだよね、と、素直に共感できる作品でした。

淳平の自殺の理由ってやつは、私は途中で気がついちゃって、たぶんそうなんだろうなあと思っていた通りだったので、爽やかスッキリだったのですが、それだけで終わっていたら物足りなかったと思う。エンディングの部分がすごく生きていますね。真吾と淳平の曖昧な関係についてはちょっと理解できませんけど。なんなんでしょうねえ、女にはわからない感じですかね。男性読者にはわかるの?

21といいこの作品といい、最近小路さんは、学生時代の仲間をどなたか亡くされたのかな?
| さ行(小路幸也) | 17:37 | - | - |
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