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▲ 使命と魂のリミット 東野圭吾
使命と魂のリミット使命と魂のリミット
東野 圭吾

新潮社 2006-12-06

ネタバレ!

うん、面白かったと思います。評価▲ですけど、これは東野作品の中ではってことで。わたし、東野ファンなので、無駄に読む前の期待値が高いんですよ。だから、こんな評価ですが、ちゃんと面白い小説でした。それに、最終的に誰も悪い人がいない、という結末は、ご都合主義かもしれないけど個人的には好きです。

特に良かったのは、看護師の真瀬望と、犯人とのエピソードです。この2人のラストシーンにはちょっとウルっと来ました。白夜行とか幻夜に出てくる、何人もの可哀そうな女性たちを思い出しました。真瀬さんには幸せになって欲しいですねー。

主人公夕紀のエピソードも、面白かったと思います。ただ夕紀の母親の行動が、どうしても納得できないんですよねー。娘が、自分を誤解して苦しんでいるのに気が付いているなら、普通、何度も何度も、それが無理でも一度くらいは、事実を口で説明してみるものじゃありません?娘には一度も何も事実を話さず、婚約者を信じ彼と結託して娘の誤解が解けるのを待つ、だなんて、母親らしくない。こんなやり方じゃあ、夕紀の西園に対する誤解が解けても、母と娘の間の信頼関係は亀裂が入ったままだと思うし、この小説のようなあっさりハッピーエンドになるとは思えません。それから、途中、重要人物なのか?って感じで思わせぶりに出てきた西園の息子、なんのために出てきたんでしょうねえ?

2004年に書かれたそうですが…なんとなく、もっと古いような気がしました。時代が古いとか、ネタが古いとか、そういう事ではなく、最近の東野小説より、初期の東野小説の雰囲気があるように感じました。うまく言えないけど…。
| は行(東野圭吾) | 17:14 | - | - |
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