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■ グラニテ 永井するみ
グラニテグラニテ
永井 するみ

集英社 2008-07

愛しているから許さない。母と娘の物語。

万里はカフェのオーナー。夫に先立たれ、17歳の娘唯香と暮らしている。年下の恋人・凌駕との関係も順調だったが、唯香と凌駕が出会ったことで、歯車が狂い始める…母親と娘との三角関係を描く長編。
帯や紹介文を見て想像したほど、ドロドロとしていなくて良かったです。これは確かに、母と娘が1人の男性を巡って争う物語で、女の争いと、その心理描写に多くのページが割かれているけれど、そちらがメインではなく、本当は、親離れ子離れの物語でした。ほとんどの人が経験するその瞬間が、彼女たちにとっては、こんな風にドラマチックに訪れた、という物語でした。だから、読み終えてみると、意外と爽やか。自立した女性同士になった2人が、温かい関係を1から築いていってくれる事を願ってやみません。今すぐには無理でも、唯香がもう少し大人になったら、健全な意味で仲の良い母娘になれるのではないでしょうか。

…そうじゃなかったら万里さんが可愛そう過ぎるしね。
| な行(永井するみ) | 12:27 | - | - |
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