CATEGORIES
LINKS
<< 青葉の頃は終わった 近藤史恵 | main | 親指の恋人 石田衣良 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
■ 先生と僕 坂木司
先生と僕先生と僕
坂木 司

双葉社 2007-12

大学に入ったばかりの僕、伊藤二葉は極度の恐がりで、人が死ぬような推理小説やミステリーの類は絶対読めません。それなのに、押しに弱い僕は友人に誘われて、推理小説研究会に入るはめになってしまいます。しかたなく、夕暮れの公園で推理小説を読んでいた僕は、ミステリーファンの中学生隼人にナンパ(?)され、彼の家庭教師をやることになります。二葉と隼人が身近で起こる謎を解く連作短編集です。

この本の中で隼人が二葉に、何冊かの「人が死なないような」ミステリーを紹介しますが、この本もそんな感じで、人が死なない、日常の謎系のミステリーです。隼人に言わせるとそういった謎は「ロマンがない」そうですけど。確かにインパクトは薄いですが、それなりに楽しめました。

隼人の中学生らしからぬ小悪魔キャラと、二葉の恐がりでイケてない田舎者キャラの対比が面白く、2人とも好きになれるキャラクターで、続編が読みたいなあと思いました。

二葉の記憶力ってかなり特殊だし使えると思うので、まだまだ色んな物語が作れそうだと思います。二葉が推理小説研究会に所属しているという設定も、もっと生かしてほしかったと思うし、坂木さんの初期の作品が好きだった私は、隼人の家庭環境や内面にもっと踏み込んで、不健康な作品になってみるのもアリだな、なんて思ったりもしてます。うん、本気で続編が読みたいです。
| さ行(坂木司) | 10:06 | - | - |
スポンサーサイト
| - | 10:06 | - | - |