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▲ 木漏れ日に泳ぐ魚 恩田陸
木洩れ日に泳ぐ魚木洩れ日に泳ぐ魚
恩田 陸

中央公論新社 2007-07

人は忘却する生き物です。そして、記憶を美化し捏造することで、なんとか前に進むのです。そんなテーマの小説だったのかなあ。自信無し。

恩田作品にしては珍しく、物語の導入部分をじれったいと感じてしまい、なかなかストーリーに入り込めませんでした。しかも、その先で明らかになる謎のほとんどを、ちょっと手前で予想できるような構成になっているので、サプライズもカタルシスもなく、読み終えてしまいました。

それに、いくら忘れたい記憶だから忘れようと思ったからと言って、ドラマティックで印象が強いはずのたった1年前の事件の日の記憶を、病気でもないのに2人揃ってここまで忘れているなんて、どうにも不自然すぎて受け入れられなかった…です。はい。

そうそう。千明は、千浩と父親の事を、「冷静で頭がよく、いつも自分の手を汚さない男。自分の偽善に気がつかないふりをしている男。」と非難していますし、私も、そのとおり!千浩め!最低!と思ったのですが…。うーん、この本を読む限りでは、たぶん千明も、本質的には似た性格のように思いました。近親憎悪かな。
| あ行(恩田陸) | 07:09 | - | - |
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