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▲ 年に一度、の恋人 永井するみ
年に一度、の二人年に一度、の二人
永井 するみ

講談社 2007-03-07

香港で出会った二組のカップル。
ハッピーバレー競馬場で楽しい時間を過ごし、
「一年後のこの日、ここでまた会おう」と約束するが、
お互いの連絡先は教えあわぬまま・・・。
どちらかが来なければその時はその時でおしまい。それだけの関係。
果たして二人はもう一度、再会することができるのか・・・。
1話と2話で、別々のカップルが描かれ、3話で2つの物語がリンクする構成になっています。

恋愛小説ではない「不倫小説」で…。一年に一度しか会わない、というとてもドラマチックな設定があるのに、それがまったく生かされていない気がしました。「恋愛」を描くとしたらにじみ出るであろう、ロマンや情熱は感じられなくて、まさに不倫小説でした。まあ、そういうのって、個人的には好きなタイプの小説ではないです。

ただ、父親も母親も不倫をしていて、そのことに子供のころから気付いていて、思春期に入って苛立っている息子、宗太郎という登場人物が描かれたことで、私が時々「不倫小説」に感じてしまう嫌悪感のようなものは、かなり薄まった気がします。

馬術とか、競走馬とか、競馬場とかのモチーフは面白そうなので、そのあたりを題材にした恋愛小説でも不倫小説でもない、かたくて読み応えのある小説を、永井さんに書いてみて欲しいなあ。
| な行(永井するみ) | 21:58 | - | - |
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