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あなたの呼吸が止まるまで 島本理生
あなたの呼吸が止まるまであなたの呼吸が止まるまで
島本 理生

新潮社 2007-08

十二歳の野宮朔は、舞踏家の父と二人暮らし。夢は、物語を書く人になること。一風変わった父の仲間たちとふれ合い、けっこう面倒な学校生活を切り抜けながら、一歩一歩、大人に近づいていく。そんな彼女を襲った、突然の暴力。そして少女が最後に選んだ、たった一つの復讐のかたち――。『ナラタージュ』から二年、新たな物語の扉が開く。
正直、好みではない小説でした。なんとなく中途半端で。切れ味のいい、鋭いナイフに見えたものが、ゴムでできた偽物だった、というような読後感。不自然に感じられることがありすぎて、この小説の世界を受け入れられない感じでした。

朔という主人公のキャラクター設定に関しては、彼女を常に取り囲んでいる寂しさと、父親の仲間たちとの交流の中で、アンバランスに成長してしまったということで、理解できなくもないのですが、登場するほかの十二歳達がみんな、朔と同じような「十二歳らしくなさ」を持っていることが不自然でした。わかりやすいところで言えば、みんな語彙が豊富で、言葉を操ることにたけている。だから、朔も含めて、この本では「十二歳」らしさを描けていないと感じてしまいました。それはこの小説においては、致命的な欠点だと思いました。

ほかにも色々あるんですけど…特にラストには言いたいことがいっぱいあるんですけど…書かないでおきます(汗)
| さ行(島本理生) | 21:53 | - | - |
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