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▲ 夜明けの街で 東野圭吾
夜明けの街で夜明けの街で
東野 圭吾

角川書店 2007-07

男って莫迦…。
女って恐い…。

という感想。

さすが東野圭吾作品だけあって、読みやすいし、構成もしっかりしていて、十分面白かったんですが…まあ、それだけ、っていう感じでした。

ミステリーというよりは、不倫小説でした。細かい事を考えなくても、犯人は途中でわかっちゃいました。動機まではさすがにわからなかったので、ラストまでしっかり楽しむことができましたけどね。

でも、不倫小説としては、薄いんですよねー。特に、主人公のキャラクターが、不倫小説の主人公としては、どうにも薄っぺらくて…。ごく一般的な妻子のある男性が、ずるずると久しぶりの恋愛にはまっていく過程は、なかなか自然に描かれていたと思うんですけど。それなのに、どうにもこの不倫に説得力がないのは、彼のキャラクターが薄いせいかな、と、思いました。もう少し彼が、中年の男性らしい魅力を持っていたり、くせのある人物だったりしたら、リアリティも、説得力もある小説になっただろうに、と思いました。

不倫の最中の彼の頭の中ったら、まるで中学生みたいに、恋愛のことでいっぱいなんだよね。普通、大人の頭の中っていうものは、もうちょっと、複雑なものでしょうよー。クリスマスイブだの、バレンタインだの、イベントごとに振り回され、シチュエーションに酔い、雰囲気に流され…という完全な「夢見る夢子ちゃん」なキャラクターで、若干ひきました。まあ、そんな彼だからこそ、ああいう展開で不倫をし、ああいう結末を迎えてしまうんでしょうけれど…。

東野圭吾作品は、読む前の期待度が高くていけませんね…。十分面白い本でも、つい辛口の感想になってしまいます。
 
| は行(東野圭吾) | 18:47 | - | - |
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