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● くうねるところすむところ 平安寿子
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平 安寿子
文藝春秋 2005-05-25

by G-Tools

出版社で副編集長をつとめていた、30歳の梨央は、一目惚れしたとび職の男性「ヒーロー」にあこがれて、工務店に再就職します。工務店の女社長は45歳の×イチ。社長令嬢で「姫」と呼ばれて育ち、婿養子をとって工務店を任せていたのですが、彼の不倫が原因で夫を離婚。なりゆきで自分が社長をつとめることになったのです。

二人の女性が、会社経営・建築現場という、少し前まで完全に男のものだった仕事に、懸命に立ち向かっていく姿が素敵です。二人とも素人だから、なにもかも全然うまくいきません。姫は、社長就任早々大胆なリストラを実行し、しすぎて深刻な人材不足に陥ります。まったくの素人である梨央が、現場監督をつとめなければならないほどの人材不足です。資金繰りもうまくいきません。二人はそれでもなぜかめげることはない。多少しょげてもちゃんと立ち直る。

二人とも「家を作る」という仕事自体に情熱を持っていたわけじゃないから、かっこいい女性を描いている、というわけではないんです。でも、持ち前のたくましさと、明るさで、前向きに仕事をしているうちに、二人は自分の仕事の意義を見つけます。そして、だんだん二人が、かっこよく見えてくるんです。

さて、この鍵山工務店の行く末は?梨央の恋の行方は?ぜひ読んで下さい。面白くて、元気が出る!
| た行(平安寿子) | 22:14 | - | - |
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