CATEGORIES
LINKS
<< ▲ 東京公園 小路幸也 | main | ■ 退屈姫君恋に燃える 米村圭伍 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
▲ オランダ水牛の謎 松尾由美
オランダ水牛の謎<安楽椅子探偵アーチー>オランダ水牛の謎<安楽椅子探偵アーチー>
松尾 由美

東京創元社 2006-10-24

・オランダ水牛の謎
・エジプト猫の謎
・イギリス雨傘の謎
・インド更紗の謎
・アメリカ珈琲の謎

「安楽椅子探偵アーチー」シリーズの2作目。前作がすごく好きで、シリーズ化を願っていました。前作では小学校5年生だった衛と野山は6年生になっています。

「イギリス雨傘の謎」が面白かったです。鍵のかかった美術室で、ある生徒をモデルに作られた像が叩き壊されていた、という事件を、野山の集めた情報をもとに、アーチーが解決します。前作で楽しかった黄金パターンの再現が、嬉しかったです。謎解きも、本格ミステリィっぽい感じがしました。それに、衛と野山の学校生活が描かれていて、少年少女が爽やかで、素敵な一編でした。

全体的に、前作に比べると、謎解きの面白さはなかったかなあ。真相を提示されても、あーっ!そうかっ!っていう感動が少なかったです。なーんだ、って感じで、なんとなくがっかりすることが多かったです。前作ではとても魅力的に描かれていた、小学生衛と、人生経験豊かな椅子のアーチーの交流シーンも、今回は薄めでした。

もしもまた続編があるとしたら、衛は中学生になるのでしょうか。1作目が大好きでしたし、この本でシリーズが終ってしまうのは寂しいので続編を希望しますが、椅子が探偵という意外性で楽しめるのは1作目だけなので・・・。推理小説として一編一編の事件と謎解きをもう少ししっかりしたものにするとか、衛とアーチーの心の交流をもっと深く描くとか、期待してます。
| ま行(松尾由美) | 14:52 | - | - |
スポンサーサイト
| - | 14:52 | - | - |