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▲ 東京タワー 江國香織 
4838713177東京タワー
江國 香織
マガジンハウス 2001-12

by G-Tools

不倫小説は苦手・・・。でも、不倫の小説だとわかっていて、それでも読んでしまうくらいには、江國香織さんという人は気になる作家さんです。

なんで不倫小説が苦手かというと、別に個人的に何か苦い思い出があるとかいうことではなくて、先が読みやすいから小説としてつまらないから。しかも、後味が悪いものが多い。

でも、この、「東京タワー」は、後味が悪くなかった。っていうより、「後味」にたどりついていない感じ。透と耕二の二人の物語は、まだ全然終わっていなくて、ずいぶんたくさんの「あえて語られないその後」が、読者の想像力にゆだねられている気がします。続編が読みたいような気もするけど・・・読みたくないような気もします。

不思議だったのは、同じ女性であり、年齢的にも近いはずの、喜美子さんや詩史さんに、私は全然感情移入できなかったこと。喜美子さんのような女性はたくさん知っているけど、自分とは違う生き物のようにいつも思う。そして、詩史さんのような女性というのは・・・たぶん男性の思い込みの中にしかいないような気がする・・・。

逆に、透と耕二の気持ちは、よくわかりました。つまり・・・遠くなってはしまったけれど、私には19歳だったことがある。でも、大人の女性だったことはない。ってことかな?精神年齢がまだまだ低いようです。
| あ行(江國香織) | 22:08 | - | - |
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