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● 底辺女子高生 豊島ミホ
底辺女子高生底辺女子高生
豊島 ミホ

幻冬舎 2006-08

豊島さんの高校時代を元にしたエッセイ集。「檸檬の頃」読了直後に読んだのは、偶然とはいえ大正解でした。地味系女子の共感を呼ぶことは間違いなし!私は、底辺中学生だったので、その頃の事を思い出して、共感しまくりました。

1番笑えたのは、学園祭の思い出。学園祭の思い出が、フェンスにとまったハエの交尾を見たこと・・・って、どこまで地味な学校生活なんだ!

エッセイの締めくくりとなる、美術部の思い出も素敵でした。大学のサークルの部室を思い出しました。そう、あの空間は、社会に出たらもう見つけられない。ありそうで、ない場所ですね。会社の給湯室も、喫煙室も、街のカフェも、自分の家も、どんなに安らげる場所でも、あそことは違う。

底辺、と、言っておられますし、実際、辛かったんだろうなあ、というのはうかがえるのですが、このエッセイは、笑えます。笑える本です。豊島さん、腕、ありますね。プロの文章でした。

それにしても、綿矢りささん、豊島ミホさん、島本理生さん、の3人はどうしたって比べられていくんでしょうね・・・。年齢、作風、それにファン層もかぶってるんだろうなあ。3人ともとりあえず、作家としての基盤は出来たと思うので、じっくり個性を出して、プロらしいプロの作家さんになって欲しいですね。その点で、頭1つ飛び出しているのは、豊島さんだと思います。島本さんは引き出しが少なすぎて、まだ不安定な感じ。綿矢さんは、たぶん、天才なんだろうなあ。天才すぎて、その先に突き抜けられずにいる感じ。豊島さんは、地道に作品を積み重ねてきてのブレイク。これから、映像化でファン層が広がろうと、作品の中でどんな冒険をされようと、安心して応援していける気がします。すっかり、ファンです!
| た行(豊島ミホ) | 03:26 | - | - |
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