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■ オレンジの季節 鯨統一郎
オレンジの季節オレンジの季節
鯨 統一郎

角川書店 2006-08

恋愛とは美しき誤解であり、
結婚とは惨憺たる理解である。

結婚とは何か?
家族とは何か?
その答えがこの本の中にある
(かもしれない)

帯より。
短いし、読みやすいので、ぜひ、みんなに読んでほしい。この衝撃を分かち合いたい!

あらすじをざっと書きましょう。主人公は、サラリーマンの立花薫。1つ年上の職場の上司、戎怜華と恋愛関係にあり、冒頭でプロポーズします。怜華はプロポーズを受けますが、その条件は、薫が寿退社して、専業主夫になることでした。

薫は同期の中では出世頭であるという自負もあり、男のプライドもちゃんとあり、悩みます。しかし、結局は怜華に説得される形で、泣く泣く専業主夫として、戎家に婿入りすることになります。

戎家は、ボケかかって介護の必要な祖母、保険会社の支店長である厳格な父、市の助役を務め、次期市長の呼び声も高い母、女優志望の姉、大学生の弟、高校生の妹、という大家族です。そこに、ろくな料理の経験もないのに、主夫として飛び込んできた薫の奮闘記です。少し前にドラマになった「アットホーム・ダッド」を思い出しました。あのドラマ、好きだったなあ。

家族それぞれにそれぞれの思いがあり、家族が多いという事は、それだけ問題も多いという事ですよね。主夫の薫は、思いもよらない様々な問題にぶつかります。義父は「主夫」など認めないと言いはり、義弟はまずいと料理を食べてくれない。義妹は下着を洗濯されたと泣く。ようやく家事にも、近所づきあいにも慣れると、こんどは、妻の想像妊娠騒ぎが持ち上がる。主夫生活は、波乱万丈です。

さて、薫と、この家族の物語は、どんな風に展開していくのでしょうか?

私にしては、かなりのページ数分、あらすじをばらしています。これだけあらすじをばらしてしまっても、絶対、誰にも、この本のラストは予想できないだろうと思います。ぜひ、どうなるのかなあ?と予想しながら読んでみてください。絶対はずれると思いますが、ここまで予想外だと、いっそ爽快です。気持ちいいッ!

鯨統一郎さんが書いた本だから、許せる一冊。他の作家さんがやったら、反則で、私の本棚から退場です(笑)。
| か行(鯨統一郎) | 10:49 | - | - |
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