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■ ガール・ミーツ・ボーイ 野中柊
ガール ミーツ ボーイガール ミーツ ボーイ
野中 柊

新潮社 2004-09-29

夫の蒸発で、シングルマザーになってしまったママと、6歳の太郎の物語。太郎が小さい頃は、仕事中は保育園が預かってくれたし、保育園に夏休みはなかったけれど、小学生になった太郎はママよりも早く家に帰る鍵っ子になってしまいました。それに、長い夏休みの間をどうするかという問題もあります。シングルマザーの大変さ、そしてこういう母子の仲のよさ、絆の強さが、野中さんらしいポップな明るさで描かれていました。

友人でスチュワーデスの牧ちゃんや、同じマンションに住み、自宅で仕事をしている杏奈さんなど、色んな人の協力が2人の生活を支えています。こういうのって大事だよなあ、と、思いました。負担にならない程度の、友情にヒビが入らないような、助け合い。加減が、けっこう難しいと思います。

物語は、失踪していた父親と、太郎が、ママに隠れてこっそり会っていたことが発覚し、山場を迎えます。この男・・・なんてずるくて勝手なの!しかもこういう男を、実際に何人か知っている私は、リアルにこいつが嫌いで、鳥肌が立ちました。

結局2人は離婚するのですが、慰謝料とか養育費とか、ちゃんとふんだくれよー。と、思いました。でもこの本は野中本なので、そういう現実的にえぐいところには踏み込まずに、切なく切なく終っています。もちろん、そのほうがいい本にきまってます。ああ、でも、この男、マジムカツク〜。
| な行(野中柊) | 08:09 | - | - |
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