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▲ 時の“風”に吹かれて 梶尾真治
時の猊瓩某瓩れて時の猊瓩某瓩れて
梶尾 真治

光文社 2006-06-21

バラエティにとんだSF短編集。というか、最近梶尾さんがどこかで発表した短編を寄せ集めました、というものなのがありありとわかって、まとまりのない1冊。梶尾ファンには嬉しい本だろうけれど、そうではない人にとっては、なんとなくがっかり感がある。コンセプトなど特にない、ごく普通の短編集で、悪くはないけど、特に良くもなかった。ひとつひとつの短編にも、特にものすごく好きだ!というものはなかった。でも別に嫌いでもないし、レベルが低くもない本でした。

△ 時の“風”に吹かれて
梶尾真治さんお得意の、王道タイムトラベル小説。この話自体は、安心して楽しむことが出来たのだけれど、王道ものというのは、すでに似たような「名作」が数多く存在していることが多く、このジャンルにも多数の「名作」がある。それらと比べて、特に良いところや、印象的なところはなかった。

それに梶尾さんは同じテーマで似たような小説を量産しすぎた感がある。この作品も、ああ、いつもの梶尾さんのあれね、っていう感想になってしまった。「黄泉がえり」や「クロノス・ジョウンターの伝説」など、映像化されて有名になった作品も多く、既読のものを超える感動や、驚きを与えてくれるものを、まだ書けるのだろうか?と、ちょっと不安になる。最近出た、「きみがいた時間 ぼくのいく時間」を、はやく読んでみたい。

□ 時縛の人
これはギャグでもコメディでもないとは思うけれど、一種のネタ本で、まじめに読むような小説ではないのかもしれない。でも、私にはこの短編の残す、哀愁と言うか、切ない余韻が、すごく印象的だった。タイムマシンのエネルギー源のアイデアは、面白かった。

□ 紫山博士臨界超過
□ 月下の決闘
△ 鉄腕アトム メルモ因子の巻
□ ミカ
  声に出して読みたい事件
□ わが愛しの口裂け女

この5作品は、いい意味でくだらないSF。肩がこらずに楽しめた。

△ その路地へ曲がって
自分を捨てていった母親を、子供の頃に見かけた路地。何度探しても見つからなかったその場所を、大人になってから見つけてしまい、母親との蜜月が始まります。その路地を出れば現実の世界へ戻れるのですが・・・。ちょっと教訓的なような気がしないでもない短編。

  再会
なんだか最近多い気がする、タイムカプセル掘り出し物。タイムカプセルを埋めるのが、流行した時代から、それだけの時がたったんだなあと、なんだか、感慨深い。タイムカプセルを埋めるのが流行ったのって「つくば万博」の後くらいだよねー。なつかしい。

残念ながら私は、埋めたことがありません。
| か行(梶尾真治) | 14:41 | - | - |
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