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★ カラフル 森絵都
カラフルカラフル
森 絵都

理論社 1998-07

再読。

死んだはずの「ぼく」の魂が、もう一度生まれ変わるために、人間界で修行をさせられることになりました。プラプラという名の、飄々とした天使のガイドのもと、「ぼく」は、自殺した「小林真」という少年の体をかりて、「小林真」として暮らし始めます。

自殺するくらいですから、「小林真」の生活には、嫌なこと、辛い事がたくさんあります。家族それぞれとの確執、身長コンプレックス、いじめ、自分の進路。「ぼく」はその一つ一つに向き合い、解決していかなければなりません。逃げられないのです。だってこれは、リタイアは許されない、修行なのですから。

もちろんこの修行は人生そのものの暗示であって、この本は非常にメッセージ性の強いタイプの児童文学です。それでも、テンポの良い展開で物語を楽しく読めて、キャラがたっていて面白くて、だから説教くささに嫌気がさしたりしない。そこが、森さんの上手さですよね。森さんの児童文学は、やっぱりいい!

この本は、わたしにとっての、初森作品でした。それまで森絵都という名前を聞いたこともなく、誰に薦められたわけでもなく、なにげなく手にとって、読んでみたら大好きな本だった。それで森さんのほかの作品も読んでみたら、やっぱり、どれも良かった。そんな風に、自分で発見した作家さんには、特別の思い入れがあるような気がします。
| ま行(森絵都) | 00:19 | - | - |
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