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● ゴールド・フィッシュ 森絵都
ゴールド・フィッシュゴールド・フィッシュ
森 絵都

講談社 1991-11

「リズム」の続編で、中学3年生になったさゆきを描いています。

同じ女の子の中1と中3の書き分けが、自然に出来ているのがいいですね。この年代の女の子は成長するし、波は大きいし、外からは何もかもが変化していくように見える時期だけれど、核になっているものは変わらない。そこらへんがちゃんと伝わってくるのが、さすがだなあと思いました。それに、「リズム」では、真ちゃんとおばさんの登場シーンが多かったけど、こちらでは、テツとおじさんの登場シーンが多くて、2つあわせて1つの物語だな、と、思います。

でも、同じような長さなのに、「ゴールド・フィッシュ」のほうが、内容が濃い気がします。私は断然、こちらのほうが好きです。

受験生になったさゆきのまわりで、年上の姉や幼馴染は、次々に自分の夢を諦めていき、とうとう大好きな真ちゃんのバンドも解散してしまいます。さゆきはすっかり落ち込んでしまいます。

「ゴールド・フィッシュ」のメッセージは、「自分の夢を見つけろ、自分の人生をだれにもジャマされるな」ということです。真、さゆき、テツ、それぞれに、自分らしい夢をちゃんと見つけた、このラストは好きでした。特に、さゆきの出した答えが、すごくいいですね。

不器用な担任の大西先生とのシーンが好きです。大西先生を見る、さゆきの視線が温かい!本当にさゆきって、やさしくていい子だよなあ。それから、テツもいい!かっこよく、賢く、優しく成長しましたねー。ちなみに私なら、初恋の相手は、真ちゃんじゃなくて、テツですね。テツみたいな人いないかなあ(笑)。それにしても、幼馴染って、いいですね。

「リズム」「ゴールド・フィッシュ」のハードカバー版の装丁が、すごく素敵なんです。表紙も、内部の活字のデザインも。杉山佳奈代さんという方みたいです。
| ま行(森絵都) | 21:48 | - | - |
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