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● 黒い太陽 新堂冬樹 (ドラマ化)
黒い太陽黒い太陽
新堂 冬樹

祥伝社 2006-03

立花は、父親の入院費用を稼ぐために、キャバクラ「ミントキャンディ」にホールとして勤めなければならなくなりました。しかし本当は、水商売を嫌悪しています。立花は「ミントキャンディ」のナンバー1キャスト、千鶴に思いをよせていますが、それも、彼女が家の借金を返すためにしかたなくこの世界にいるのだ、という話を聞いたからでした。

そんな立花ですが、その性格と才能を、系列店すべてのトップに立ち、「風俗王」の異名をとる社長・藤堂に見込まれ、幹部研修を受けることになります。そしてしだいに立花は、千鶴の借金を肩代わりするためにも、この世界で上りつめよう、と、考えるようになります。

しかし、夜の世界に染まっていく立花から、結局千鶴は去っていき、藤堂社長に気に入られた彼に嫉妬した同僚からは、ひどい嫌がらせを受け、立花は「ミントキャンディ」をやめます。

ところが立花は、夜の世界からは足を洗いません。あんなに嫌悪していた水商売の世界なんだし、千鶴ともだめになったし。ここで肉体労働でも何でも別の商売を考えるという案もありだったと思うのですが・・・。立花は、さらにこの世界にはまっていきます。別の店でしばらく修行を積んだ後、今度は、渋谷に「フェニックス」というキャバクラを自分で立ち上げます。長瀬、そして藤堂と、本気で戦うつもりになったのです。もちろん、藤堂がそれをほうっておくはずもなく・・・
本人の意思とは関係なしに、夜の世界でしか生きてゆけない者がいる。まるで、黒い太陽に向かって歩いているようにな。
うーん、渋いなあ。でも、どうやら、みんな不幸っぽいな。

私はまったく「夜の世界」とは縁がない生活を送ってきたので、リアルなのかどうかもよくわからなかったけど、業界小説として面白かったです。ものすごく遠いんだけど、本当はすぐそこにある世界。新鮮でした。

ちょっと本筋がぶれてしまうかもしれないけど、千鶴の心情をもっとしっかり、本人の言葉で描きこんであったら、さらに終盤の深みが増したような気がします。

新堂さんの本の中では、純愛系よりずっと面白かったです。


さて。最近、積読本を、映像化にせかされて読むことが増えています。これもそんな中の1冊でした。

7月28日(金)よる11時15分スタート!
http://www.tv-asahi.co.jp/kuro-tai/


まだ↑の公式サイトは表紙しかできていない模様。でも、キャスティングは、立花=永井大、千鶴=井上和香、らしいです。立花はいいと思うけど、千鶴のキャスティングには、激しく違和感を感じます。この本には色んな種類のキャバ嬢が登場するのですが、千鶴は一番、井上和香から遠い感じ・・・。ナンバー2の奈緒さん役なんか、あってると思うんだけど。千鶴には・・・うーん、綾瀬はるか、なんていいと思うんだけど、どうでしょう。薄幸の癒し系、でしょう?。あとは、長瀬役が誰になったのか、とっても気になります。
| さ行(新堂冬樹) | 08:49 | - | - |
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