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▲ 40 翼ふたたび 石田衣良
40 翼ふたたび40 翼ふたたび
石田 衣良

講談社 2006-02

ネタバレあり。

40歳にして「フリーでなんでもプロデュース業」を起業してしまった喜一と、その仕事を通じて知り合った、お客さんや仲間たちとの交流を描いています。読みやすかったし、面白かったし、時々ほろっとさせてくれて、悪くなかったです。石田さんの最近の作品の中では、まあまあ良かったほうだと思う。登場人物の年齢層ががらりと違うけど、「フォーティーン」路線を狙ってきた感じです。

私は、小説には、どこかで「救い」が必要、と、いつも思っています。って、この言葉は、たぶん誰かの受け売りですけど。方々のブログで目にする言葉ですよね。それだけ近年の小説は、リアリティ重視で「救い」がないものが多いのかもしれませんね。

さて。この本は「救い」だらけです。どこもかしこも「救い」です。ここまでくると、すでに「救い」を超えて「奇跡」です。信じられないくらいお人よしで、生真面目で、仕事の内容も超曖昧で・・・という喜一の起業が、なんだかんだで上手くいってしまうこと自体がもう「奇跡」ですし。登場するお客さん達のエピソードも、超深刻な悩みがあっさり解決する「奇跡」の繰り返しで、終始「そんなに上手く行くわけあるかっ!」と、つっこみながら読みました。

でもまあ、40歳前後の人々に対する応援歌という姿勢には、それだけで好感が持てましたし、爽やかないい本でした。(でもなあ、40歳の割には、みんな、純粋というか、すれてないというか、キャラが軽いと言うか・・・。全員の年齢を15歳ずつ下げても、同じストーリーで行けそうだなあ、そんな本YAにごろごろあるよなあ、とは思いましたけど・・・。)

麺棒でうす〜く伸ばした荻原浩って感じでした。悪くはなかったです。うん。
| あ行(石田衣良) | 22:28 | - | - |
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