CATEGORIES
LINKS
<< ■ 神はサイコロを振らない 大石英司 | main | ■ 夢のような幸福 三浦しをん >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
月とアルマジロ 樋口直哉
photo
月とアルマジロ
樋口 直哉
講談社 2006-03

by G-Tools , 2006/05/02





突然あらわれた大学時代の友人、彼の依頼は「アルマジロ」を預かってほしいというものだった。背中にある二本の線、「ニホン」と名づけられたアルマジロとの共同生活が始まった。携帯電話の不調、そして、ぼくとつながった女の子。ひっそりと平坦なはずの日常に混乱が訪れる…。痛烈な問題意識と圧倒的な想像力で作り上げる世界を、透明感あふれる文章で描き出した傑作長編小説。

「BOOK」データベースより
アルマジロなんて動物を、個人で飼えるとは知りませんでした。そこはちょっと興味深かったです。特に、とあるピンクのエサをあげるシーンは、主人公が失いかけているたくましい生命力を感じさせてくれる、印象的なシーンでした。

でも・・・。

社会に上手く参加できない無気力な若者たちというのは、確かに、現代日本の大問題だよね。うん。でも、そんなこともう、みんなが知ってるよ。問題提起だけのために小説を書くには遅すぎる。

携帯電話が思いもよらない相手とつながってしまうという、不思議エピソードも、最近、見飽きてきた気がするし、この本に関しては、着地点がよくわかりません。

それでなんなの?だからどうしたの?なにを感じさせようとして書いたの?ちゃんと言いなさい!と、言いたくなるような本でした・・・。私には、合わない作品だったようです。

というわけで、この本は期待はずれだったのですが、樋口さんのデビュー作「さよならアメリカ」は、あちこちで好評なので、いつか前向きに読んでみようと思っています。
| は行(その他の作家) | 01:34 | - | - |
スポンサーサイト
| - | 01:34 | - | - |