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● 有限と微小のパン 森博嗣
4061820435有限と微小のパン
森 博嗣
講談社 1998-10

by G-Tools

「その言葉こそ、人類の墓標に刻まれるべき一言です。神様、よくわかりませんでした・・・ってね。」

by 真賀田四季
S&Mシリーズの最終巻。あの真賀田四季が再登場。というだけで、この本の紹介は十分。あらすじを書く必要はないと思います。(単に面倒・・・というわけでは、けして・・・)。印象的な言葉が、たくさんある本でした。ふせんを貼りながら読めばよかったなあ。

森さんの詩的で理系で哲学的な世界が全開。その発想の壮大さや深さに、驚嘆し、感動しました。まあ、正直言って理解力の限界で、意味がわからない部分もありました。実は、単なる言葉遊びか、子供っぽい屁理屈としか思えないものもありました。そんなこんなも全部含めて、とても魅力的な世界でした。

例によって、殺人事件がおこり解決するのですが、この本の魅力は、その物語とは違うところにありますね。殺人事件をメインに、ミステリーとして好きになるのは、ちょっと難しい本です。これは禁じ手だと思うし。でも、それをあえてやったことに、ちゃんと意味がある。その部分こそが、このシリーズのテーマと言ってもいいくらいの、重要なファクターで、読み応えがありました。

初読の時にはさっぱりわからなかった、日本語タイトルの意味がわかったことは嬉しいです。英語タイトル「THE PERFECT OUTSIDER」の素晴らしさは言うまでもありませんが、「有限と微小のパン」も、なかなか深くてかっこいいですね。

第1章  パンドラの箱  Pandora's Box
第2章  下界の神殿   Pantheon
第3章  渾沌の魔殿   Pandemonium
第4章  拡大の作図   Pantograph
第5章  追う野獣    Panther
第6章  三色すみれ   Pansy
第7章  全景の構図   Panorama
第8章  過度のゆらぎ  Panic
第9章  慈悲の手     Panhandler
第10章  神の薬     Panacea

あ、パンだ。

さて。これで既読の森博嗣本は、全部再読し終えました。やっと、先に進めます。今は、早く「四季」シリーズを読みたくてしかたないのですが・・・まだまだ間にVシリーズが・・・。遠い道のりです。
| ま行(森博嗣) | 01:47 | - | - |
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