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■ 百年の誤読 岡野宏文/豊崎由美
483560962X百年の誤読
岡野 宏文 豊崎 由美
ぴあ 2004-10

by G-Tools

20世紀の百年間に日本文学史上で話題となった本、またベストセラーの歴史を刻んだ本を、10年きざみで10冊ずつ、計100冊取り上げ、歯に衣着せぬ物言いでバッサバッサと語り斬る痛快な書評対談。たとえ世間の評価と食い違おうとも、偉大なる足跡を刻んできた作品たちの真価をめぐって、辛口の再評価を行っています。元は雑誌連載ですが、加筆もかなりあるので、雑誌で読んだ方も、もう一度読んで損はありません。

わたしたちの記憶に残っている20世紀の最後のほう、たとえば「五体不満足」や村上春樹などもとりあげられていますが、そこら辺に関しては、著者の2人もあんまり楽しんでいないのか、面白くありません。もっと昔、それこそ100年位前の名作を切っている部分のほうが面白いです。100年で人間の感覚ってこんなに変わったんだ・・・って。だから、この本は前半のほうが笑えます。

ああ、そうです。こんなこと言っていいのかわからないけど、書評としてでなく、笑える本として読みましょうね。

本をとことん愛していても(本についての本なので、本好きの人じゃないと、読んでもつまらないですよ。これは最低条件です。)、本は楽しむものであり、本は暇つぶしであって、参考くらいにはなるけど、それ以上でも以下でもない、と思っている、私のような人が読むと、すっごく面白いと思います。この本についても、「わーい!あいつもこいつもバッサリ切られてらー♪」と、波田陽区や長井秀和を見るような感覚で面白がれる人じゃないと駄目です。

とにかく、けなしまくってるので、そういうのを面白がれない人にはお勧めできません。たとえば、「この本が私のバイブルです」とか、「この本が私の青春です」とか、「この本を読んで、人生の一大事を決めました」とか、そういう風に本と接触している人は、感情的に受け入れられないかもしれません。

あと、この100年に有名になった本の事が、ジャンルを問わずに、だいたいわかるので、雑学とかうんちくを蓄えたい人にもオススメ。
| エッセイ | 23:33 | - | - |
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