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★ 第三の時効 横山秀夫
4087746305第三の時効
横山 秀夫
集英社 2003-02

by G-Tools

すさまじい検挙率で、最強部隊・常勝軍団と言われている、F県警捜査第1課・強行犯係を描いた警察小説。

1班の班長は、刑事の中の刑事のような、笑わない男、朽木。2班の班長は、公安上がりの冷徹な男、楠見。3班の班長は、天才的な直観力で勝負する男、村瀬。激しく競い合うこの3人を中心に、様々なタイプの刑事の、生き方や、矜持や、競争心や、信頼関係が描かれます。すみからすみまで、男だらけの短編集。

ある短編では主役を、別の短編では脇役をつとめる、それぞれの刑事が立体的です。こんな刑事はいないだろう・・・って感じで、リアルではないのに、読んでいる間は、彼らが本当に存在しているように感じました。どの刑事もクセがありすぎるほどあるのですが、どこか清潔感がある人物で、読みやすかったです。

6つの短編がどれもすごくいい!これはもう、職人芸ですね。このシリーズはこれで終わりなのかな?もっとこの人たちの物語を読みたいんだけど・・・。

・沈黙のアリバイ
朽木が可哀想で、かっこいい。島津は可哀想で、リアル。

・第三の時効
本当に良く出来た物語でした。さすがタイトルロール。でも・・・森刑事のエピソードは、この短編の中では、ちょっと邪魔に感じました。

・囚人のジレンマ
田端課長は、親近感の持てるキャラクター。物語も温かくて好きです。普段は争っているもの同士でも、いざという時には、語らなくても通じ合えるなんて、素敵。

・密室の抜け穴
意外すぎる展開でした。やられた!!イヌワシの兄弟のエピソードが、ラストに効いてきました。

・ペルソナの微笑
矢代を、そして、勇樹を見守る朽木が渋くてかっこいい!終盤からラストにかけての、矢代対犯人の対決は、ものすごいスピード感で、手に汗を握りました。

・モノクロームの反転
ラストの余韻がたまらない。やっぱり朽木が一番かっこいい。
| や行(横山秀夫) | 13:03 | - | - |
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