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■ ネクロポリス 恩田陸 
4022500603ネクロポリス 上
恩田 陸
朝日新聞社 2005-10-13

by G-Tools

4022500611ネクロポリス 下
恩田 陸
朝日新聞社 2005-10-13

by G-Tools

評価保留。要再読。
死者が現われる土地・V.ファーで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描き、ミステリーとファンタジーの融合を果たした恩田陸の最高傑作!
だそうです。最高傑作かどうかはともかく、確かに今までの恩田作品の良いところが、もれなく入っている感じ。そして、悪いところも、もれなく入っている感じ・・・(笑)

装丁がすごくすてきなんですよね。上下巻で1つの絵となる表紙は、もちろんV.ファーなんだと思います。内表紙も最高です。

でも意外なことに、本文を読みながら、V.ファーを視覚的にイメージできるまでに、私はかなり時間がかかりました。あ、つかめたかな、と思ったのは、下巻に入ってからです。どうしてか、なかなか、物語世界に入り込めませんでした。恩田さんの本では、あまりなかったことです。今まで恩田さんの本には、まずイメージと雰囲気で、ぐっと引き込まれてしまうことが多かったのですが・・・。

つかめてしまうと、V.ファーは、確かにすごい世界でした。独創的で魅力的。こんな世界を構築できる恩田さんはすごい!

だけど・・・。世界が壮大なわりには、物語がしょぼいかな、と、いう印象。長い本だし、登場人物も多いから、中だるみはしょうがないよな、って思ったんですけど・・・そのまま最後まで、あんまり盛り上がらなかった。もう少し、起承転結の、結、の部分にページを割いても良かったんじゃないかなあと思います。たくさんの謎の答え自体もあっけないんですけど、その提出方法もあっけない。なんかもうちょっと盛り上がるような演出を、最後にできたんじゃないかと思います。恩田さんなら。

まあ、つまり、恩田ファンであるわたしは、大作に期待しすぎたのでしょうね。それから、仕事の忙しいシーズンに細切れに読んだので、休日に一気読みしたら、違う感想になるような気もします。再読しなくちゃリストの上のほうに入れておきたいと思います。というわけで、評価保留です。
| あ行(恩田陸) | 23:27 | - | - |
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