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▲ プレシャス・ライアー 菅浩江 
4334075223プレシャス・ライアー
菅 浩江
光文社 2003-06-20

by G-Tools

近未来SF。VR(バーチャルリアリティ)世界で、探し物のアルバイトをしていた詳子は、ソルト、と名乗るものから突然攻撃を受ける。またその直後、現実世界で、ペッパー、という名のピエロが忽然と消失するのを目撃する。ソルト&ペッパーはいったい何ものなのか。

パソコン雑誌に書かれた作品という事で、コンピューターに関する専門用語がかなり出てきます。私は素人なので、ちょっと難しく感じました。量子論が出てきたあたりで、「あ、お手上げだ」と、思いました。でも、たぶん専門家が読んだら穴だらけなのではないかという予想もつくのです。(<これには根拠はないんですけど。菅さんって、こういう系の作家さんじゃないと思うし・・・。)

だから、コンピューターの技術的な事にページがたくさん使われているからといって、それに注目しすぎてはいけない本なんだろう、と、思います。

で。ずっと、創作におけるオリジナリティとか、ラベリングとか、そんなことがテーマなんだろうと思って読み進めていました。そのあたりで、色んな事を考えさせられました。

ところが。最後まで読んだら、違ったんですよねー。全然違うわけじゃないんだけど、けっこう違う。ラストのネタバレになっちゃうので、これ以上は書きませんけど。

なんというか・・・全体的に、菅さんらしくないような気がしてしまったんですけど。よく考えたら、菅さんらしいって何でしょう?という気もします。もともとファンタジーも、SFも、推理も、ホラーも書く、引き出しの多い方なんですよね。私は「永遠の森」や「五人姉妹」がすごく好きで、そのイメージが強かったので、ちょっと期待はずれな感じがしてしまいましたが・・・。

私の知らなかった引き出しが、まだあったって事ですね。
| さ行(菅浩江) | 00:08 | - | - |
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