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● 毒笑小説 東野圭吾 
408747013X毒笑小説
東野 圭吾
集英社 1999-02

by G-Tools

明らかに再読。何年も前に買って、時々読んでいる本。へこんでるってほどではないけれど、元気溌剌というわけでもない。そんな気分の時によみたくなります。たとえば、冬になりかけの寒い頃とか。仕事が来週から忙しくなるぞーっていう時ときとか。つまり、今みたいな時ですねー。

タイトルどおり、ブラックユーモアたっぷりの短編集。ミステリーというよりは、SFの親戚筋だと思います。星進一のショートショートに肉付けがされたような短編ばかりです。

・誘拐天国 
孫と遊びたくて狂言誘拐をする、おじいちゃんたちの物語。会話がとにかく笑えます。

・マニュアル警察
殺人を犯した、と、自首をしに行ったら、警察内で色んな部署をたらいまわしにされ、なかなか逮捕してもらえない・・・。これも笑えます。っていうか、笑えない・・・。

・殺意取扱説明書
古本屋さんで2千6百円、というのがなかなかリアル。タイトルから連想するほどブラックではなく、どちらかというとほのぼのとした笑いと、安心感を提供してくれる短編。

・誘拐電話網
見ず知らずの人間でも、自分が手を下すのではなくても、「自分のせい」で死なれるなんて、後味が悪い。主人公の気持ちがよくわかる分、ラストでちょっと、心がひんやりしました。もっともブラックと言えるかも。

・エンジェル
これが、わたしは一番好きだったなあ。ミステリーというよりSFです。

他に
・手作りマダム
・ホームアローンじいさん
・花婿人形
・女流作家
・つぐない
・栄光の証言
・本格推理関連グッズ鑑定ショー

みな面白い。はずれ無し。でも、実は社会派の本で「時代性」が表に出ているので、今読むと、古さを感じる部分がなくはないです。(ストーリーの面白さにはまったく影響してませんけど)だから、シリーズ最新作の「黒笑小説」が、とても楽しみ。図書館にて予約待ち中です。買っちゃいたいなー。でも「毒笑小説」と「怪笑小説」を文庫で持ってるからそろえたい。文庫に落ちるまで買いたくないんだよね・・・。
| は行(東野圭吾) | 05:20 | - | - |
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