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★ つきのふね 森絵都 
4062092093つきのふね
森 絵都
講談社 1998-06

by G-Tools

このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって、人間をやってるのにも人間づきあいにも疲れてしまって、なんだかしみじみと、植物がうらやましい。
最初のこの文の最後のひと言「植物がうらやましい」に、ぐっとつかまれて、引っ張り込まれてしまった本。そして、ラストをしめくくる「手紙」で一気に泣かされてしまった本。森さんは、ちゃんと、小説がうまい。

「いつかパラソルの下で」を読んで、森さん、大人向けの本を書くために、ずいぶんがんばってるなあ、必死だなあ、無理を感じて肩がこる、と、思いました。あの本は、あの本で、ちゃんと好きだけど・・・。もうからないのかもしれないけど、YAの世界にもうちょっといて欲しいなあと思いました。ただ、最近森さんのYA本を読んでなかったので、一番好きだった、という記憶にしたがって、この「つきのふね」を再読してみました。

やっぱり、すごく、いい。きちんとした構成で、きちんと人物が描けていて、子供向けだと言われてしまうのは、確かにもったいないできばえなんだけど、すべての年齢層にオススメできる、素敵な本。やっぱり森絵都さんは好きだなあ。
| ま行(森絵都) | 00:32 | - | - |
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