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● ハードボイルド・エッグ 荻原浩 
4575233811ハードボイルド・エッグ
荻原 浩
双葉社 1999-10

by G-Tools

主人公は、「人生で大事な事はみんなフィリップ・マーロウに教わった」という私立探偵の「私」。理想の自分と、現実の自分のスキマを埋めきれない、彼のハードボイルドは、すごくピントがずれていて、だから彼の語るすべての文章が面白い!一文も気を抜けないコメディタッチの推理小説です。

彼が、まったくハードボイルドを理解しない「押しかけ秘書」綾と共に、初めて殺人事件を捜査するストーリー。動物と人間の関係について考えさせられる事件でした。「私」を助ける、小さな活躍をする登校拒否の少年と、「私」との、孤独を間にはさんだ会話もよかったです。スピード感のある展開だし、犯人は十分意外だし、とても楽しめました。

でもこの本の魅力は、事件解決にあるんじゃないんだあ。それだけだったらまあ評価としては「可」程度かな。でも、作者の、人間を温かく描く視点がいいんです。笑わせて笑わせて笑わせて・・・で、最後に泣かせてくれる!かなり泣ける!挿絵が、最初と最後にあるのですが、それも含めて泣ける!やられた!

とにかく、いい本でした。いまさらですがオススメです。
| あ行(荻原浩) | 00:24 | - | - |
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