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■ サマータイム 九月の雨 佐藤多佳子
403744030Xサマータイム
佐藤 多佳子
偕成社 1993-05

by G-Tools
4037440407九月の雨
佐藤 多佳子
偕成社 1993-05

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いつか読んでみようと思っていた佐藤多佳子さんのデビュー作。『サマータイム』が、MOE童話大賞を受賞して、デビューされたんですね。

小学校5年生の優しい少年、進、その姉の気の強い美少女、佳奈、そして同じ団地に住む左手のない広一、この3人の物語です。『サマータイム』の主役は進で、3人がともにすごした一夏の思い出を描いています。『サマータイム』に収録された「五月のみちしるべ」には、佳奈を主役に、佳奈と進のある五月の思い出を、そして『九月の雨』では、その後の3人の成長と再開が描かれています。

童話というにはちょっとシビアですが、文学というには甘ったるい感じ。「私は少女よ。少女が少女趣味で何が悪いの」っていうセリフがあるのですが、ちょうどそんな感じの本です。私はもう少女じゃないので、ちょっとくすぐったい甘さでした。でも、「ピアノ」というのが重要な小道具になっていて、それだけでも、わたしには嬉しい本でした。

『サマータイム』は確かに、詩的で、絵的にも綺麗で、さすが大賞だなあ、なんて思ったんですけど。シリーズを全部まとめて読むと、『サマータイム』の主役、進、って完全に脇役なんですよね。進くんって、地味だけど優しくて努力家で、なかなか素敵な男の子なんですけど、やっぱり華のある姉と、ドラマチックな人生を送る友人に、物語をのっとられた感じですね。ちょっとかわいそー。



上記の2冊を読み終えて、今、『四日間の奇蹟』浅倉卓弥 という本を読んでいます。第1回このミス大賞ということで、こちらもいつか読もうと思って読みそびれていた本です。内容を全然知らずに選んだのですが、こちらも、「ピアノ」の本です。しかも、才能あるピアニストが左手の怪我で弾けなくなり、でも、彼の影響で別の人間がピアノを弾くようになるというところまで同じです。まだ読み始めたばかりだし、『サマータイム』とはまったく違うストーリー展開になる事は確実ですが、こんな偶然あるんだなあ、と、ちょっと面白がっています
| さ行(佐藤多佳子) | 00:49 | - | - |
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