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■ しずるさんと偏屈な死者たち しずるさんと底無し密室たち 上遠野浩平
4829162147しずるさんと偏屈な死者たち
上遠野 浩平
富士見書房 2003-06

by G-Tools

4829162848しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World
上遠野 浩平
富士見書房 2004-12-09

by G-Tools

病院で寝たきりの生活を送る美少女、しずるさんは、不可解な謎を解くのが趣味。相棒のよーちゃんを相手に、警察も解決できない事件の数々を、鮮やかに解決して見せます。いわゆる安楽椅子探偵ものの短編集です。

表紙がかわいいんだよね。美少女、大好きです。ジャケ買いしました。

この本は、「メランコリック・ミステリ」だそうです。確かに、雰囲気作りがうまくて、ひきこまれる部分はあります。ただ、ミステリーとしてはトリックが突飛過ぎて説得力がないような気がします。十数年前なら、つまり綾辻行人さんら、新本格の作家さんたちがでてくる前なら、またホラー&ミステリーがこれほどまでに量産されてしまう前なら、新鮮で、インパクトがあって、印象的だったかもしれません。でも、今さら出てくると、もうちょっと何かなかったのか、と、言いたくなります。たとえば、物語の厚みというか、伏線のはりかたとか、人物の背景とか。

東野圭吾さんや若竹七海さん、毛色は違いますが北村薫さんや加納朋子さんなど、短編の名手だ、と私が思っている人たちのミステリーと比べると多少見劣りがします。でも、ライトノベルということで、この程度の恐さ、この程度の軽さ、が、若い人にはちょうどよいのかもしれません。

わたしは、ブギー・ポップの方が好きです。
| か行(上遠野浩平) | 21:36 | - | - |
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