2013.08.16 Friday
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100回泣くこと 中村 航 小学館 2005-10 |
実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだったのだ。いい人ばかりが出てくる、とてもいいお話で、そのいい人が亡くなってしまって、残された人が悲しんでいたので、わたしはあっさり泣けてしまいましたが、でも、あまり高い評価はできない感じ…。
4年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げた。
交際3年。求婚済み。年の差なし。ここが世界の頂点だと思っていた。こんな生活がずっと続くんだと思っていた―。精緻にしてキュート、清冽で伸びやか。野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編。
リレキショ 中村 航 河出書房新社 2002-12 |
夕子ちゃんの近道 長嶋 有 新潮社 2006-04-27 |
アンティーク店フラココ屋の二階で居候暮らしをはじめた「僕」。どうにも捉えどころのない彼と、のんきでしたたかな店長、大家の八木さん、その二人の孫娘、朝子ちゃんと夕子ちゃん、初代居候の瑞枝さん、相撲好きのフランソワーズら、フラココ屋周辺の面々。その繋がりは、淡彩をかさねるようにして、しだいに深まってゆく。だがやがて、めいめいがめいめい勝手に旅立つときがやってきて―。誰もが必要とする人生の一休みの時間。7つの連作短篇。「BOOK」データベースより
その猫に何が起こったか? 野村 桔梗 国書刊行会 2005-03 |
落語娘 永田 俊也 講談社 2005-12 |
そろそろくる 中島 たい子 集英社 2006-03 |
三十歳を過ぎたイラストレーターの私。仕事もちょっとうまくいかないが、「そろそろくる」ころ、むきかけのゆで玉子を流しに叩きつけたり、呼吸困難におちいりながら泣きじゃくったり、嗚咽しながら冷蔵庫を開けたり閉めたり…。ひょんなことから彼になった友人の弟と、この不快さの原因を調べながら折り合っていく。癇癪、イライラ、過食、最悪だわ…原因は?そして恋のゆくえは。話題になった『漢方小説』の著者が描く体と恋。なんでもない文章が、どうしてこんなにおかしいんだろう・・・。この作家さんは本当にいいですねー。はやく、次が出ないかなー。
漢方小説 中島 たい子 集英社 2004-12 |
「だから強いてつけるとしたら、あなたの病名は「色々なところが弱い」というあなただけの病気です」うちの母親は、一応、東洋医学系の整体士で、自宅開業してたりするので、その辺の知識に新鮮味はありませんでした。でも、ストレスからくる体調不良にはわたしも悩まされたことがあって、漢方治療も受けたことがあるので、親近感のわく本でした。
一週間のしごと 永嶋 恵美 東京創元社 2005-11-29 by G-Tools |
フェティッシュ 西澤 保彦 集英社 2005-10 by G-Tools |
これはものに狂う人とこれが帯のあおりです。ほんとですか(笑)?
人を狂わせる物の
愛の物語なのである。
ほんとだよ
さくら 西 加奈子 小学館 2005-02 by G-Tools |