2013.08.16 Friday
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人くい鬼モーリス (ミステリーYA!) 松尾 由美 理論社 2008-06 |
高校2年の夏休み、わたしこと村尾信乃は、家庭教師のアルバイトのため、優雅な避暑地にやってきた。手ごわいと聞いていた生徒は、芽理沙という名の超美少女。小生意気だけど、どこか寂しさを漂わせた芽理沙に、わたしは興味をひかれる。だが、すてきな夏になるかも、という期待は、あっさり打ちくだかれた。芽理沙に引き合わされた「人くい鬼」を見た瞬間に。この世のものとも思えない異様な姿をした、この世に存在するなんて信じたくもない、生き物だった。彼女いわく、大人には見えないし、生きている人間に害はあたえないそうだが、はたして、その言葉をうのみにしていいものだろうか?やがて、静かな別荘地を震撼させる、恐ろしい事件がたてつづけに起きる―。人くい鬼の存在を知らない大人たちの推理と、その存在を前提に繰り広げる少女たちの推理。少女たちと人くい鬼の不思議な絆を描く、さわやかでマジカルなミステリー。(「BOOK」データベースより)あとがきによると、モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」へのオマージュだそうです。軽井沢の山奥に、子供にしか見えない伝説の怪獣、モーリスが住んでいて、死体の気を食べて生きている。その設定だけで、なんだかわくわくします。そして、陸の孤島となった別荘地で、次々に死体消失事件が起こる…ああ、わくわく。このわくわく感は、ジュブナイルに無くてはならないものだと思います。この小説はまっとうにジュブナイルでした。
九月の恋と出会うまで 松尾 由美 新潮社 2007-02-21 |
オランダ水牛の謎<安楽椅子探偵アーチー> 松尾 由美 東京創元社 2006-10-24 |
いつもの道、ちがう角 松尾 由美 光文社 2005-12-08 by G-Tools |
ハートブレイク・レストラン 松尾 由美 光文社 2005-11-19 by G-Tools |
幸せな人は、入店お断り−?帯より
「隅のお婆ちゃん」が解き明かす、不思議な恋愛ミステリー。
雨恋 松尾 由美 新潮社 2005-01-26 by G-Tools |