2006年の、本屋大賞が発表されましたね。
http://www.hontai.jp/
1位 『東京タワー』 リリー・フランキー/扶桑社 279点
2位 『サウスバウンド』 奥田英朗/角川書店 196.5点
3位 『死神の精度』 伊坂幸太郎/文藝春秋 190点
4位 『容疑者Xの献身』 東野圭吾/文藝春秋 184.5点
5位 『その日のまえに』 重松清/文藝春秋 179.5点
6位 『ナラタージュ』 島本理生/角川書店 162点
7位 『告白』 町田康/中央公論新社 152.5点
8位 『ベルカ、吠えないのか?』 古川日出男/文藝春秋 152点
9位 『県庁の星』 桂望実/小学館 141点
10位 『さくら』 西加奈子/小学館 135点
11位 『魔王』 伊坂幸太郎/講談社 103点
まずは。
私が言わなくても、みんなが言うだろうけど、
「東京タワー」って、これから売りたいんかい!ということでしょう。
もう売れてる!十分すぎるほど売れてるし、きっとまだ売れる!
他の本を宣伝してあげて欲しかったなあ。
この賞の意義って、私の思っていたものとはずいぶん違うんだね。
こんな風に、売れた本に賞をあげるだけの企画になってしまったら、
本屋大賞への信頼も興味も、一気に薄れますね。
こうなってみて言える事ですが、2位の「サウスバウンド」が受賞していたら、
わたしは、とっても納得できて、嬉しくなったと思うなあ。
それこそ「もっと売れて話題になってもいいのに・・・」って思う本だから。
長い本だから、勇気を持って買う人、少ないのかもしれないし。
あとは、予想通りだけど、伊坂さんが票割れしてしまったのが悲しいかも。
3位「死神〜」と「魔王」は、だいぶ傾向が違う作品だから、
大きな影響はなかったのかもしれないけど、小さな影響は絶対にあるよね。
4位「容疑者〜」は、直木賞をとったから、ここでこの賞をとるべきじゃない。
って感じかなあ。イメージとして。
同じく、イメージで、すでにベストセラーの「東京タワー」もとるべきじゃない、
って感じだったんだけどね・・・。個人的イメージとしてはね。
「さくら」が10位に入ってきたのは、大健闘だと思います。
微妙な言い回しですが、誉めてません(笑)
逆に、ベルカの8位は、もっと上に行けたんじゃ・・・って感じです。
「ベルカ〜」は絶賛オススメ中です。
やはり、本屋大賞は、女子票が強いんだな、と、思いました。