2013.08.16 Friday
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トワイライト 重松 清 文藝春秋 2002-12 |
きみの友だち 重松 清 新潮社 2005-10-20 |
「中学に入ってからも、一緒にいていい?」「泣ける本ブーム」でさんざん見てきたけど、人が死んだよ→悲しいよね→さあ泣いてください、っていう流れを作るのは、作家さんにとっては比較的簡単なんでしょう。だってこういう小説、大量生産状態だもんね。でも、この本のように、インパクトの強い「死」というものをを描きながら、人が死んだから悲しいというだけの本にはせず、テーマをはっきりと「死」ではないところにしぼっていく本って、なかなかない気がする。やるなあ、重松さん!感心しました。やられました。これだけベタベタな本でも、この本は良かったです!
「わたし、途中でいなくなっちゃうかもしれないけど、一緒にいてくれる?」
「思い出がたくさん残って、死んじゃうと、嫌かもしれないけど・・・いい?」
だいじょうぶだよ。どんなに悲しくても大切な思い出になる。三年間で心を鍛えた。死んでしまうかもしれない友達と付き合うというのは、そういうことだ。
ほんとうに悲しいのは、悲しい思い出が残ることじゃないよ。思い出が何も残らないことが、いちばん悲しいんだよ。
だから、わたしは、いま幸せだよ。
疾走 重松 清 角川書店 2003-08 by G-Tools |
犯罪へとひた走る14歳の孤独な魂を描いて読む者を圧倒する現代の黙示録。表紙が恐いよ〜(>_<)
帯より
「誰か一緒に生きてください。」この言葉は、とても切なかったです。
その日のまえに 重松 清 文藝春秋 2005-08-05 by G-Tools |
忘れてもいいよこれは、泣ける!ベタでも泣ける。くさいけど泣ける。さすがの私も、これには来た〜。あいかわらず立派すぎる和美さんなんだけど、手紙を残すという行為でなら、このくらい立派な事を、人間はできるかもしれないと思います。色々なことを考えて、考えて、考えて、結局この一行だけを書いた和美さん。うーん、泣ける!
ビタミンF 重松 清 新潮社 2000-08 by G-Tools |