2013.08.16 Friday
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あなたにもできる悪いこと 平 安寿子 講談社 2006-08-01 |
センチメンタル・サバイバル 平 安寿子 マガジンハウス 2006-01-19 by G-Tools |
「愛はいらない、お金が欲しい」というインパクト大の言葉ではじまるこの本ですが、別に、金の亡者の物語ではありません。
する、して、させて。サ行三段活用は男のDNAに働きかけるようになっている。エッチという子供っぽい言葉をはずすだけだ。簡単だろう。それだけで、きみは大人になれる。だなんて言い出します。ここで、読んでいる私は、「はあ?それだけで大人になれるわけないっしょ。何言ってんだか・・・。そしてそこで、情緒とDNAを同時に語る事に、男の中では矛盾がないのね・・・。ん?日本語じゃない世界の人はどうやってサ行三段活用を使うんだっ。」などと思ったわけです。この店長さんはいい人キャラで、全然反感を持ったりはしなかったんだけど、このセリフには微妙な違和感を感じたんです。
男って、ロマンティックに屈折するから困るよね。どう言おうがいいじゃない。そんな風に情緒とか回数とか付加価値にこだわるから、かえってセックス・コンプレックスから解放されないのよ。エッチしようと言われようが、してと迫られようが、あんたのやれることに大差はないでしょうがって言ってやれば?きっつーい(笑)。でも女性読者は、この「ちょっとうんざり」感はけっこうわかるぞ!って感じるんじゃないかな、と、思います。だからって、普通は龍子さんみたいにきっぱり言えない(言わない・・・)けど、言えないからこそ、部分的に共感!
愛の保存法 平 安寿子 光文社 2005-12-14 by G-Tools |
Bランクの恋人 平 安寿子 実業之日本社 2005-10-16 by G-Tools |
くうねるところすむところ 平 安寿子 文藝春秋 2005-05-25 by G-Tools |