2013.08.16 Friday
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Φは壊れたね 森 博嗣 講談社 2004-09-10 |
おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『φは壊れたね』。西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。森ミステリィ、新シリーズいよいよ開幕。主要キャラクターが個性的で、彼らの絶妙というか微妙な会話が楽しく、すらすらと読みやすい小説。とことん謎解き重視で、見事なまでにいさぎよく「動機」の部分を切り捨てた推理小説。いつもの森ミステリィでした。いわゆる「人間が描けていない」ってやつで、小説好きには物足りない部分も多々あるとはいえ、これはこれで、謎解きがビシッと決まれば気持ちが良くて、私は好きなのですが・・・。この本に関しては、ビシッと決まったっていう感じはしませんでした。もちろん整合性はあるのですが、ああそうですか、って感じで・・・。
四季・冬 森 博嗣 講談社 2004-03-06 |
四季 秋 森 博嗣 講談社 2004-01-09 |
鮮やかな赤に塗装された死体が、深夜マンションの駐車場で発見された。死んでいた男は、赤井。彼の恋人だったという女性が「犯人が誰かは、わかっている。それを証明して欲しい」と保呂草に依頼する。そして発生した第二の事件では、死者は緑色に塗られていた。シリーズ完結編にして、新たなる始動を告げる傑作。シリーズのラストにやっとたどり着いたというのに、全然そんな余韻を味わっている気分じゃないな。心は「四季」シリーズへ飛んでいます。反則だよ〜!いや、ミステリーとしてフェアじゃないとかそういうことではなくて。出た〜!って感じでしょうか。ラストでそれが出ちゃったら、もう、何も言えない・・・。ひたすら、次が読みたい!というだけで、頭の中はいっぱい。
「BOOK」データベースより