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■ クジラの彼 有川浩
クジラの彼クジラの彼
有川 浩

角川書店 2007-02

再読。初読の時は、なんか、他の作品との繋がりが楽しかったりしたんだけど…今回は、色々と記憶があいまいになっていたので、純粋にこの短編集を楽しめました。いや〜甘いねえ(照)

○ クジラの彼
△ ロールアウト
□ 国防レンアイ
○ 有能な彼女
□ 脱柵エレジー
○ ファイターパイロットの君
| あ行(有川浩) | 21:55 | - | - |
■ ラブコメ今昔 有川浩
ラブコメ今昔ラブコメ今昔
有川 浩

角川グループパブリッシング 2008-07-01

自衛官の恋愛をテーマにした、ベタ甘短編集。たまにはこういうのもいいよね♪自衛官についての基本的な知識が、私には全くないので、純粋にラブストーリーを追って楽しむことができました。みんなピュアな恋愛ばかりで、退屈になりそうな本なのに、自衛官という設定がさまざまな味付けをしてくれていて、最後まで飽きずに読めました。あとがきにあるような取材の成果なのか、愛すべきキャラクターたちの魅力も引っ張ってくれました。ベッタベタではありますが、いい本でした。

たまに読むラブストーリーなら、ドロドロしたものや、ウジウジしたものより、こういう単純明快でストレートなものがいいかもしれないなあ。この年になると。
| あ行(有川浩) | 12:13 | - | - |
■ 別冊 図書館戦争供〕川浩
別冊図書館戦争 2 (2)別冊図書館戦争 2 (2)
有川 浩

アスキー・メディアワークス 2008-08

気鉾罎戮襪函▲戰心電擔的には低くて、そこを期待して読む人は拍子抜けするかも。本編に比べると笑える度数も低く目かも。堂上&郁メインの話はないので、インパクトも弱いかも。

個人的には、待ちに待った手塚と柴崎の物語が読めたので満足しました。本当に別冊らしい別冊で、キャラクター達との別れをしみじみと惜しむ感じで良かったです。それに、本編より別冊のほうが面白いとか、インパクトが強いとかいう事にならなくて良かったと思いました。シリーズの最後にふさわしい一冊だと思います。
| あ行(有川浩) | 09:45 | - | - |
■ 別冊 図書館戦争
別冊図書館戦争 1 (1)別冊図書館戦争 1 (1)
有川 浩

アスキー・メディアワークス 2008-04

「一度幕を引いた以上は良化法関係で本編以上の騒ぎを起こすのは反則だということで、スピンアウトは登場人物を中心に」(あとがきより)
ということで、本編よりさらにベッタベタに甘いラブコメに仕上がってました!胸がキュンとするというより、恥ずかしさで身悶えるって感じでした。堂上の甘いセリフより、面白可愛い郁にキュン。若いっていいなあ、健気で。

一、「明日はときどき血の雨が降るでしょう」
二、「一番欲しいものは何ですか?」
三、「触りたい・触られたい二月」
四、「こらえる声」
五、「シアワセになりましょう」
| あ行(有川浩) | 09:44 | - | - |
● 図書館革命 有川浩
図書館革命図書館革命
有川 浩

メディアワークス 2007-11

年始、原子力発電所を襲った国際テロ。それが図書隊史上最大の作戦の始まりだった。遂にメディア良化法が最大の禁忌に手をかける。図書隊は良化法の横暴を阻止できるのか…。『図書館戦争』シリーズ、堂々の完結編。
シリーズ最終巻、郁と堂上はますますバカップルで最高です。ニヤニヤしっぱなしの読書でした。最後まで勢いが衰えず、大ヒットシリーズなのに下手に引き延ばしたりせず、すっきり終わってくれて本当に良かった!おめでとう!一生勝手にやってください!

そして、うん、やっぱり、表現の自由って大事だよね。守られるべきですね。
| あ行(有川浩) | 09:41 | - | - |
■ 図書館危機 有川浩
図書館危機図書館危機有川 浩

メディアワークス 2007-02
図書館は誰がために!
王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!
玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!
そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?
終始喧嘩腰で「図書館戦争」シリーズ第3弾、またまた推参!
発売と同時に読んだのですが、感想を書いていなかったので再読。

…もうここまで来ると、感想は、前作と同じ!としか言いようがない気もします。とにかく大笑いさせてもらいました。そして堂上と郁の「ラブコメ」のベッタベタの甘さに、身もだえしました。のたうちまわりました。胸キュン(死語)…を通り越して心臓麻痺で逝ってしまいそうでした。もう勝手にやって!(笑)。

郁の乙女心っていうか恋愛感情だけでなく、上官としての堂上や、人間堂上に対する尊敬の気持ちが深まっている事が、わかりやすく描かれていた事が微笑ましい第3巻でした。

「ラブコメ」以外の部分は、えらく真面目でしたね。このシリーズは実は全体的にテーマは真面目なんですが、シリーズの中で一番っていうくらい、真面目なテーマが散りばめられていたと思います。放送禁止用語について、とか。ブロガーとして…はともかく(汗)、教師として、日々言葉を発信する立場にいるので、すごく考えさせられました。戦闘シーンも逃げずにしっかり描かれていて、なかなか感動的でした。やはり図書隊は、単なる正義の味方、子供のヒーロー、乙女の王子様(笑)などではなく、現実の戦闘組織なのですよね。隊員は自分の手を血で汚し、自らも時に傷つき倒れる。

登場人物それぞれの人間的成長も印象的でした。作中で意外に時が立ってて…郁達はもう入隊3年目で、昇進試験を受けたりしちゃう。そりゃあ、みんな成長してなくちゃね。特に手塚の成長ぶりが素敵で印象的。彼、どこまでも可哀相な役回りですが、キャラクターとしては好きです。男性陣の中では一番好き。女性陣も含めると、一番好きなのは柴崎なので、この2人がくっついてくれる将来を妄想してます。普通にお似合いです。

玄田はさすが。稲嶺も勇退。図書隊自体が大きく動きそうなところで終わっています。ラスト付近でうっかり感動。

・王子様、卒業
・昇任試験、来たる
・ねじれたコトバ
・里帰り、勃発―茨城県展警備―
・図書館は誰がために―稲峰、勇退―
| あ行(有川浩) | 09:37 | - | - |
■ 阪急電車 有川浩
阪急電車阪急電車
有川 浩

阪急今津線を舞台にした連作短編集。

有川さんの本だと思って読むとインパクトが足りない気がしてしまうけど、いいお話がたくさん詰まっていたし、リレー形式でつながっていく趣向も楽しめました。色んな人が登場するけど、どのエピソードも気持よく終わっていて良かったです。主要な登場人物には、婚約者を友人に寝とられた女性とか、恋人のDVに悩む女性とか、重く描こうとすればいくらでも重く描ける人物がいるのに、そうは描かずあっさり描いて、爽やかな結末に至る。あっさりしすぎな気もしますが、そこがこの本の良さなのでしょう。

ただ、まあ、有川さんの本は、恋愛メインより、恋愛はスパイス、のほうが個人的には好きです。だから初期の作品のほうが好きだった…図書館戦争シリーズも大好きだけど、あれが限界、かなあ。
| あ行(有川浩) | 21:03 | - | - |
● 図書館内乱 有川浩
図書館内乱図書館内乱
有川 浩

メディアワークス 2006-09-11

堂上&郁の不器用恋愛の破壊力は、相変わらずすさまじいです。2人の会話が甘いんだ甘いんだ甘いんだー!それに、堂上ったら、郁の頭なですぎだし、優しいセリフ吐きまくりだし。これで堂上の気持ちに気がつかない郁もすばらしいけど、ばれてないと思える堂上もすばらしい。すばらしく鈍い!拍手!

それに今回は、恋愛戦線に小牧が参入していて、これがまた激甘!幼馴染の女子高生と、年の差恋愛です。そもそも小牧は、堂上よりずっと王子様的キャラクターでかっこいいことこの上ない上に、「本気で好きだから我慢してるんだよ」っつう、乙女心刺激しまくりの王道路線を、惜しげもなく照れもなく披露してくださって、その分読んでるほうが照れます。悶絶。キャー。



さて(笑)。

この本は、タイトルからわかるとおり「図書館内乱」が描かれているので、メディア良化委員会VS図書隊という単純な2極構造の対立ではなく、図書館、あるいは図書隊内部の派閥抗争が縦糸になっています。だから戦闘シーンはありませんが、理論武装の対決はなかなか楽しめます。理論武装って言うか、へ理屈って言うか・・・。

そして柴崎が、それらを全部見切っている“できる女”として登場して、今回はわりとかっこいいです。彼女があんな性格に育っちゃうまでの苦労話や、「情報部」なんて裏設定も出てきて、面白かった。郁と柴崎は両方とも、デフォルメされた“乙女”ですね。一作目では、女子受けするキャラクターばっかりの本だなあと思いましたが、今回は、柴崎&小牧の彼女の毬絵ちゃんで、男子受けもばっちりです(か?)。

エリート手塚は、とんでもない兄が登場して、家族ぐるみでどっぷりと図書館内乱に浸かっていることが明らかになります。そっかあ、お前ブラコンだったかあ。それに、マザコンだしな。彼の優秀さは今回あまり強調されていませんが、前作に比べると、彼なりの精神的成長を見せてくれていて、お姉さん的にツボでした。終盤の柴崎&手塚の会話が、個人的に超お気に入り。手塚、いい奴だな〜。かなり可哀相な設定だけど、がんばれ!

シリーズ化が決定したことで、ストーリーも長期戦の構えで、シリーズ全体の読み応えをアップさせてくれる1冊です。キャラクターそれぞれの心情や、キャラクター同士の人間模様が、より広く、より深く描かれています。1話目で前作からの流れをきちんとおさらいし、2・3・4話目でサブキャラをフューチャーしつつストーリーを進め、5話目で一応『図書館内乱』という物語をたたみつつ、ヒロインがきっちり次へひっぱる。シリーズ2作目として計算されつくした1冊で、技術賞もの。素直な良い読者の私としては、続きが待ちきれません。

少年法に絡んだ実名報道に対する問題提起とか。正義の味方なんて現実にはいなくて、綺麗事では戦えないとか。耳と胸の両方が痛い「一刀両断レビュー」事件とか。

書いておきたい事は、もっと色々あるような気がしますが、やはり、郁は明日どうするのかっていうか、どうなっちゃうのかっていうのが、1番気になります。ああ、続きを!早く続きを〜!

・両親霍乱作戦
・恋の障害
・美女の微笑み
・兄と弟
・図書館の明日はどっちだ
| あ行(有川浩) | 23:12 | - | - |
■ レインツリーの国 有川浩
レインツリーの国レインツリーの国
有川 浩

新潮社 2006-09-28

同じ本に強い思い入れを持つ同士として、ネットを通じて出会った、伸くんと、ひとみ。2人の恋は、ひとみが難聴者だったこともあって、万事が順調というわけにはいきません。2人の気持ちが通じ合いますようにと、祈りながら読まずにはいられないような本でした。

コンプレックスを捨てられなくても、それに負けない。他人と自分を比べない。僻まない。ひねくれない。伝えたい事は丁寧に言葉にする。そんな大切なことを、久しぶりに思い出させてもらいました。いい本でした。

まあ、大人の読む恋愛小説としては、ベタでくさくて痒いかな〜。伸くんの理屈っぽさも、ひとみのちょっとしたひねくれぶりも、2人のやりとりするメールがあまりに多弁であることも、まだまだ青いのおって感じで・・・自分がとても年寄りになった気がしました(笑)。正直、有川浩さんは、「自衛官が地雷処理とかで失敗して難聴になったりする」ような小説のほうが向いていると思います。

聴覚障害者の世界、あるいは彼らの社会について、まったく基礎知識のない人には、ぜひ読んでほしい本です。聴覚障害というのは、単に音が聞こえないから不便という以上に、社会生活上のコミュニケーション障害という側面がとても大きいんです。目や手や足など、その他の機能に障害をおった場合とは、ずいぶん問題の種類が違ってきます。見た目ではわからないので(この本のひとみは、難聴なので補聴器をつけていますが、完全に聞こえない人は、たいてい何もつけていませんから。)、気にとめる機会が少ないかもしれませんが、聴覚障害のある人って、とってもたくさんいるんですよ。

・・・と、まあ、読んでしばらくたった今なら、冷静な感想を書けますが・・・。実際に、この本を読んでいるときは、大変でした。



今ではほとんど健康な人と変わらない生活を送れる私ですが、20代のほとんどは、病気で棒にふっています。「彼のことを好きであればこそ、自分に関わらなかったら普通の人生を歩めるはずの彼を、付き合わせるわけにはいかない」、なんていう、僻みっぽい思考回路は、まさに当時の私のものです。いまだになんとなくそこから卒業しきれない私には、アイタタって感じでした。

それに、わたしにとって聴覚障害というのはとても身近です。わたしの母は手話が出来るので、ずっと地元の手話サークルで、ボランティア活動をしたりしていました。わたしの両親は2人とも、昔は印刷業界で仕事をしていて、印刷業界というところはその仕事の性質上、伝統的に聴覚障害者の雇用率が高いので、うちの家族は、何人もの聴覚障害のある人とお付き合いがあり、わたしはその人たちに可愛がってもらって育ちました。親とはまったく関係のないところで出会った友達にも難聴の人がいるし、両親が聾唖者という人もいるし、友だちになった後で耳が悪くなっていった人もいます。

だからわたしには、色んな種類の聴覚障害のある知り合いや、友だちがいます。中途失聴の人もいれば、先天性の人もいるし、難聴の人もいる。聾の人も、聾唖の人もいる。手話の人も、口話の人もいるし、指文字を中心に独自の手話で話す家族もいる。

そうやって知り合った人たちはみんな、わたしにとっては、親切で明るくていい人でした。友だちだから、あたりまえですけど。でも、ことグループでの飲み会や、ピクニックや、パーティーということになると、面倒な人に思えたことも確かです。いくら周囲がフォローしようとしても、限界はあります。彼らが大勢の中で楽しめず、無愛想で、無神経で、怒りっぽい人に見えるのは、ある程度しかたがない事です。しかたがないんだけど、やっぱり、誰にも悪気が全然ないのに、場がギクシャクしてしまうのは悲しい事だし、友だちが沈んでいる姿は見たくないものです。

そんなわけで、私にはこの本に書いてあることが、いちいち、昔の切ない思い出につながります。ひとみのパートではひとみに共感しまくり、伸くんのパートでは伸くんの気持ちもわかりすぎるほどわかり、一言一言、一文一文に、泣けたり腹がたったり大変いそがしい読書でした。かなりの疲労困憊度、です。この話が悲恋で終っていたら、私、そうとう打ちのめされたと思います。とりあえずのではありますが、ハッピーエンドで良かった・・・。
| あ行(有川浩) | 01:06 | - | - |
● 図書館戦争 有川浩
photo
図書館戦争
有川 浩
メディアワークス 2006-02

by G-Tools , 2006/04/05


お父さん、お母さん、お元気ですか。
私は元気です。
念願の図書館に採用されて、私は今──

毎日軍事訓練に励んでいます。
主人公、郁の、こんな手紙ではじまるこの本。

な、なんで図書館で軍事訓練?と思って、一気に、はまりました。

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として、
「メディア良化法」が成立・施行されている現代が舞台です。
法務省・メディア良化委員会には、検閲権が認められ、
あらゆるメディアの流通を取り締まる権限が与えられています。
日本は事実上、言論統制が行われるようになっているんです。

メディア良化委員会に、唯一対抗できる根拠法を持つのが、図書館です。
図書館には、検閲を退けて資料収集を収集し、市民に供する権利があります。
「良化特務機関」と「図書特殊部隊」の抗争は、市街戦が行われるほどに激化。
死傷者が出ても、超法規的措置がとられ、司法の介入はないのです。

この設定だけで、もう面白かったです。よくまあ、思いつくよねー。
「ありえない」とか「そんな馬鹿な」とか、言い出したらきりがない設定ですけど、
面白かったから、いいんです。
ここまでぶっとんでくれるなら、文句は言いません。
中途半端より、ずっといいです。

それなのに有川さんは、あとがきで、
「塩も楕円もザリガニも出てこないので普通です」
と、言っておられて、笑っちゃいました。全然、普通じゃありません!

それに、「図書館が武装化」っていうのはぶっとんでるけど、
言論統制自体は、日本でも戦時中は露骨に行われていたんだし、
今でも世界では、実際に行われている国がある。
真面目に考えれば、リアルに怖い設定です。
国家がそれをし始めたときに、抵抗する事のできる組織があったら、
それは確かに「正義の味方」。あこがれますよね。

設定と同じくらい良かったのが、キャラクター。
新人図書隊員で、女子では史上初の特殊部隊入りを果たした郁は、
単純で、熱くなりやすく、思い込みが激しく、存在そのものがコメディ。
同期のエリート隊員や、個性的な上官たちも、みんな、超可愛い性格!
個人的には、郁のルームメイト、柴崎が大好きです。

あ、そういえば、上の文章からはあまり想像できないと思いますが、
この本は、ラブコメだったりします。ラブより、コメのほうが強いですけど。
ラブ的には、中盤でほぼ展開が読めてしまうんですけど、それは悪くない感じ。
王道は、はずしちゃいけないよね。
色々と、終ってないんですが、続編が出そうなので楽しみです。

それにこの本は、とっても立派なライトノベルでした。
私は「ライトノベル」という言葉に、
馬鹿にする意味も、下に見る響きも、こめません。
ライトノベル、大好きです。

本当に面白いライトノベルは、誰が読んでも面白い。
わかりやすく、読みやすく、若い人にも受け入れられる小説を書くのは、
専門用語や哲学用語、専門書の引用などを使って、読者を煙に巻き、
自己満足に陥っているとしか思えない、○○小説や、○○文学を書くより、
ずっと、難しいと思ってます。
| あ行(有川浩) | 23:52 | - | - |
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