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▲ マルグリートの輪舞曲 芽田砂胡
マルグリートの輪舞曲―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)マルグリートの輪舞曲―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
茅田 砂胡

中央公論新社 2008-07

フットボール部のキアランがデートに誘った金髪美女は? ジンジャーが芝居に誘った「友人」とは? ジャスミンがあっさり誘拐された? ストーリーが絡み合う三話構成で送る中篇集。
| か行(茅田砂胡) | 01:16 | - | - |
■ サイモンの災難 茅田 砂胡
サイモンの災難―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)サイモンの災難―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
茅田 砂胡

中央公論新社 2008-03

このシリーズでは、久々に感想を書きたくなる面白さでした♪

ジンジャーが主役というのが新鮮だった、というのが最大の要因だと思います。もうね、すっかりキャラ萌え小説と化してしまったこのシリーズは、エピソードのマンネリ化が避けられない感じが残念なんですけど、こういう風に思いきって主役を変えてしまえば、エピソードも面白くなるんだね。ジンジャーの映画と女優業に対する真摯で熱い思いがカッコ良かったです。この一冊だけで、十分面白かった!

そうだなあ。1話完結なだけじゃなくて、何か、シリーズ全体を貫く大筋とか、謎とか、そんなものがあれば、もっと楽しくなるのになあ、と、思ったりもしています。金銀黒が揃ったんだから、何かが起らなきゃおかしいと思うんだけど…今のところ遊んでるだけだもんなあ。ルゥのお仲間さんたちがもっと積極的に動くのかと思いきや、そんなこともないしなあ。

…。
| か行(茅田砂胡) | 01:11 | - | - |
▲ ミラージュの罠 茅田砂胡
ミラージュの罠―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)ミラージュの罠―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)
茅田 砂胡

中央公論新社 2007-07
「きみはいったい何なんだ?」慣れているように見えた。銃の扱いも、暴力も、あの異様な状況にも。少年はダグラスを見つめて微笑した。「賭けをしようか。この連中の仲間がまたダグラスを誘拐しにやって来る」心底ぞっとした。悪夢がやっと終わったのに、すかさず次の悪夢を強引に見せられている。そんな気分がする。「だったらなおさら警察に…!」「保護を求める?却下。それだと、また狙われるっていう賭けが成立しなくなる」開いた口がふさがらない。それが仮にも誘拐されそうになった被害者に言う台詞か。リィのことを「モンドリアン」と呼ぶ少年は何者かに狙われていた。しかもその奇妙な事件はまだ終わっていない。むしろここからが始まりだった。
| か行(茅田砂胡) | 01:19 | - | - |
■ 大鷲の誓い 芽田砂胡
大鷲の誓い デルフィニア外伝
大鷲の誓い デルフィニア外伝
茅田 砂胡

中央公論新社 2006-03-24

久しぶりのデル戦。懐かしい!そりゃあ、ファンにはたまりませんって。私の好きなキャラはほとんど出てきませんでしたが、それでも幸せでしたよ。ナシアスとバルロのファンの方なら、若い2人の可愛らしさに、悶絶ものでしょうね・・・。

でも、どうせなら、デルフィニアの魔の5年間をもっとじっくり描いて欲しかったなあ。で、ラストにちょろっとでてくる後日談はカットして、別の外伝にふくらませて欲しかった。ねえ。
| か行(茅田砂胡) | 15:48 | - | - |
▲ パンドラの檻 茅田砂胡
4125009228クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻
茅田 砂胡
中央公論新社 2005-11-26

by G-Tools

前作で脇に回された人たちが、みごとに主役になっています。今回は、ケリーがなんと、レティシア&ヴァンツァーと組んで大暴れ。同人出身の作家さんというのは、キャラ萌ファンへのサービスが徹底してますよねー。そういう姿勢は、プロっぽくて好きです。

ストーリーは・・・。ちょっと盛り上がらなかったなあ。マンネリが限界に達している気がします。またこのパターンですか、って感じ。この世界でこの面子を活躍させるなら、すべてをつなぐキーパーソンはルゥなのですから、そろそろ、彼(彼女?)と彼の一族の話を書いて、シリーズを通した大ネタを提供しないと、間がもたないんじゃないかなー?。次作、期待してますよ、茅田さん!

あ、そうそう。この本で1番嬉しかったのは、あとがきにあったデルフィニア外伝のお知らせ。この本を読むのが遅くなっちゃったので、それはもう本屋さんに並んでいます。バルロとナシアスの話のようですね。私は、今となっては、茅田砂胡ファンというより「デルフィニア戦記」のファンなので、これは早めに買って読まねば。
| か行(茅田砂胡) | 13:02 | - | - |
■ ヴェロニカの嵐 茅田砂胡
4125009082クラッシュ・ブレイズ - ヴェロニカの嵐
茅田 砂胡
中央公論新社 2005-07-26

by G-Tools

面白かった♪

この「クラッシュ・ブレイズ」は、いまだにどこに行きたいのか全然分からないシリーズ。細かい事を言い出したら、突っ込みどころはきりがない。「デルフィニア戦記」の大ファンとしては、こりゃあ末期だなあ、と、哀しく思っていたのですが・・・。

シリーズ3作目にして、やっとストーリーがきちんとしてきて、面白かった!結局今までは、登場人物が多すぎて、しかもそれぞれのキャラのファンに、まんべんなくサービスしようとしていたことが敗因かと。今回は、誰が主役で、誰は脇役で、今回はこの方たちの出番はなし!と、潔く切り捨てた事が、勝因かと。

「死のクレバス」を読んだら、あまりに重い話だったので、眠れなくなってしまって。ライトなやつをさわりだけ読んで寝よう、と、思って手にした一冊。そうしたら、この本でもやっぱり、みんなが遭難しちゃって、びっくり。もちろんこちらは、軽く楽しめる本でしたけど。
| か行(茅田砂胡) | 13:42 | - | - |
■ スペシャリストの誇り 芽田砂湖
4125008906クラッシュ・ブレイズ スペシャリストの誇り
茅田 砂胡
中央公論新社 2005-03-26

by G-Tools

このシリーズを読んでいる人にしかわからない感想文。

今回は、久々の流血沙汰。レティがメインで、ルーファはあまり出てきません。前作よりかなり面白かったです。このシリーズでは、作者は金銀黒の話をこれからも書いていくのでしょうが、この世界で描くならファロットたちの話のほうが面白そうです。いっそうの事、異世界犯罪小説というジャンルにしたらどうでしょうね・・・。

というよりは。前作で完全に幻滅したので、期待しないで読んだから面白かった、というのが大きいのかも(笑。キャラはかぶってるし、理屈は身勝手だし、筋は通ってないし・・・という欠点は、何もかわってないので。

それにしても、リィの女装シーンさえあればファンが喜ぶと思ってるのか!いや・・・喜ぶんだけどね。あまりにも回数がかさんできたので、ありがたみが薄れてきたんだよねー。もうそろそろ、やめたほうがいいんじゃないかなあ。ただでさえ、このシリーズに入ってからは、彼、こぎれいになっちゃってるし。レティが隣にいると、どうしても、おりこうさんに見えちゃうし。キャラ重視のシリーズなのに、主人公のリィの魅力が、どんどん目減りしてる気がする。
| か行(茅田砂胡) | 22:54 | - | - |
▲ 嘆きのサイレン 茅田砂胡 
4125008779クラッシュ・プレイズ 嘆きのサイレン
茅田 砂胡
中央公論新社 2004-11-25

by G-Tools

ばらすほどのネタはありませんので、ネタバレには注意しません。この本は、『デルフィニア戦記』シリーズ、『スカーレット・ウィザード』シリーズ、『暁の天使たち』の3作品を読んだ人でなければ、まったく意味がわからない本です。私は全部読んでいるので問題はないのですが、だったら、新シリーズをアピールするなよ、と、思います。それから、金銀黒の3人が好きな人にはオススメですが、海賊&女王が好きな人には腹の立つ部分が多いと思います。

どうやら『暁の天使たち』とこのシリーズが、茅田さんがずっと書きたかった物語らしいんですよね。だから、キャラに対する著者の愛情みたいなものはたっぷりつたわってくるんです。それにもともと、魅力的なキャラクターを作るのが上手な作家さんだし、デルフィニアから数えたら超大作のレベルに達する長さになってるから、各キャラに対するファンもついてるでしょう?だから、特定キャラのファンにはこのエピソードは嬉しかろう、みたいな場面はたくさんある。書いているほうも楽しいんだろうなあ、と、思う。でも、そのせいで、物語自体はすでに自己矛盾と内部分裂を起こして崩壊してます。茅田さんは同人出身の作家さんにありがちな例のパターンで、ファンに対するサービスが過剰なんだよね。才能がもったいないよ。

物語が崩壊している。というのは、楽しめない、っていう意味じゃないんだけどね。そもそも、『デルフィニア戦記』のキャラと『スカーレット・ウィザード』のキャラというのは、肝心要の部分でかぶってるんです。かぶっちゃいけないところでかぶってるの。一例を出せば、「自分の身は自分で守る。大事な人の事も自分で守る。信頼できる人にしか頼らない」という信念がみんなにあるんです。そういう人たちを『暁の天使たち』以降、主役級で同じ本に出すために、無理やりピンチを作って、強引に仲良くさせて、協力させあっちゃったりするから、おかしなことになるんだよね。「この人たちはあんなにこだわっていた信念をどこに置いてきてしまったのでしょう?」みたいな場面満載。その結果、ストーリーが面白くないのはもちろんですが、キャラクターの魅力まで半減してます。

長いシリーズにするつもりみたいですよ。この状態、どうやって立て直すつもりなんでしょうね?それでも、茅田砂湖さんファンをやめない私って・・・。あまりにも『デルフィニア戦記』が好きだったからなあ。それに、少なくとも今はまだ、『レディ・ガンナー』のシリーズは面白いしね。
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