2013.08.16 Friday
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仏果を得ず 三浦 しをん 双葉社 2007-11 |
直木賞作家が描く、伝統芸能の世界。主人公は太夫を語る大夫・健。人間国宝の師匠や変わり者の三味線弾きに鍛えられながら芸を磨く。芸に恋に悩みながら健は成長していく。傑作青春小説。文楽、という、自分にはまったく馴染みのない世界が読みやすく描かれていたので、それだけで楽しめました。脇を固める様々な年齢の女性のたちが、すごく魅力的であることも印象的でした。実際に文楽を見てみたい!という気にもちらっとなりましたが、あくまでもちらっとであって、きっと足を運ぶことはないんじゃないかと思うので…NHKさんあたりが連ドラ化してくれたらいいと思います。
乙女なげやり 三浦 しをん 太田出版 2004-06 |
含み笑いをこらえきれない、脱力の日常痛快エッセイ。この乙女心に、共感せずにはいられない!三浦さんのエッセイは面白いよね。私がエッセイを再読するなんて、めったにないことだもの。
ひとはいつまで乙女を自称しても許されるものなのか。そんな疑問を胸に抱きつつも、「なげやり」にふさわしいのは、やっぱり乙女。熱愛する漫画の世界に耽溺し、ツボをはずさぬ映画を観ては、気の合う友と妄想世界を語り合う。気の合わない母との確執も弟とのバトルも、日常の愉楽。どんな悩みも爽快に忘れられる「人生相談」も収録して、威勢よく脱力できる、痛快ヘタレ日常エッセイ。
きみはポラリス 三浦 しをん 新潮社 2007-05 |
三四郎はそれから門を出た 三浦 しをん ポプラ社 2006-07 |
「趣味は読書」と、てらいなく履歴書に記入できる人々がうらやましくてならない。いや率直に言って、うらやましさが高じて憎しみすら覚える。ことほどさように本を愛する、三浦しをんさんの、読書エッセイ集。しをんさんのエッセイは、どれも爆笑ものの面白さだけど、私はいまのところこれが1番好き。いやー、笑った笑った!本好きとしては共感しまくりだったし、読んでみたい本が大量に増えてしまいました。
「私、けっこう本読むんだー。『冷静と情熱のあいだ』はすっごくよかったよ」なんて言う、おまえらなんてみんな死ね。合コン中の男女を横目に、居酒屋で一人、苦々しい思いでビールを飲んだ事が何度あっただろう。私にとっちゃあ、読書はもはや「趣味」なんて次元で語れるもんじゃないんだ。持てる時間と金の大半注ぎ込んで挑む、「おまえ(本)と俺との愛の真剣一本勝負」なんだよ!
風が強く吹いている 三浦 しをん 新潮社 2006-09-21 |
秘密の花園 三浦 しをん マガジンハウス 2002-03 |
まほろ駅前多田便利軒 三浦 しをん 文藝春秋 2006-03 |
桃色トワイライト 三浦 しをん 太田出版 2005-08-06 |
月魚 三浦 しをん 角川書店 2001-05 by G-Tools |