2013.08.16 Friday
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赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹 東京創元社 2006-12-28 |
戦後間もない頃の鳥取県紅緑村、幼かった万葉は「辺境の人」に村に置き去りにされ、村の若い夫婦に引き取られ育てられる事となった。見た目も普通の少し子供と違い、文盲でもあったが、一方で不思議な予言をしたり通常は見えないものが見えたりしたため「千里眼」と呼ばれるようになる。やがて、村の名家「赤朽葉家」の大奥様、赤朽葉タツと出会い赤朽葉家に輿入れするように言われ、「赤朽葉家」三代の物語が始まる。読み応えのある長編で、面白かったです。構成がしっかりしていて、エピソードに緩急があり、最後までだれずに読み終える事が出来ました。ライトノベル作家だった桜庭さんが、一般文芸の世界で認められるきっかけとなった一冊、だそうですね。うん、納得です。
少女七竈と七人の可愛そうな大人 桜庭 一樹 角川書店 2006-07 |
要するにわたし、おかあさん、あなたの事を生涯許せない気がするのです。時が、解決するのでしょうか。いんらんなあなたを。なにも省みず、旅を続けたあなたを。この本の中では、優奈の心情もきっちり描かれており、だから、2人の気持ちが両方読者には知らされていて、痛いほど切実なシーンになっていました。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭 一樹 富士見書房 2004-11 |
ブルースカイ 桜庭 一樹 早川書房 2005-10-07 by G-Tools |
少女には向かない職業 桜庭 一樹 東京創元社 2005-09-22 by G-Tools |