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■ 陽だまりのブラジリアン 楽月慎
陽だまりのブラジリアン陽だまりのブラジリアン
楽月 慎

朝日新聞社 2006-06

40歳で、取締役営業本部長になった「俺」。ひょんなことから、女性もののランジェリーに目覚めてしまいます。家族にばれないように、ランジェリーはコインロッカーに隠し、駅で着替えて出勤する、スリル満点の毎日。インターネットを通じて仲間もできます。彼にとっては「第二の青春」が訪れたのです。

という設定こそ、多少奇抜ですが、ストーリー自体は彼の日常の小さな出来事の積み重ねを追っていく、温かいもの。「俺」が、ストレスの多い会社生活の中で失った自分を取り戻し、仕事に夢中になっていた間に隙間ができてしまった妻や娘との絆を結びなおす、そんなストーリーです。

いわゆる「いい本」ではあるんですよねー。「俺」と同志たちのやり取りがリアルっぽくて面白いし。会社での「俺」はどんどん「いい人」になっていって、部下とのやりとりなど温かくていい感じだし。ストーリーとしては爽やかで前向きだし。

ただ・・・どうにもやっぱり、絵的にはあまり想像したくないものの描写がとっても緻密で(笑)。やっぱり、あまり、爽やかではないかも。

男性にはオススメできますが、女性にはどうかな。少なくとも、私は自分が彼の妻や娘だったら、絶対に嫌です。ぜひストレスは解消して欲しいし、第二の青春も楽しんで欲しいけど、お願いだから他のことにしてください。

第16回朝日新人文学賞受賞
| ら行(その他の作家) | 18:55 | - | - |
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